集落営農は、やや増加。「品目横断」への参加は倍増だが、加入予定はわずか。
農水省、集落営農実態調査結果(平成20年2月1日)の結果より。
http://www.maff.go.jp/j/press/tokei/kikaku/080317.html
集落営農数は、13062法人となり、前年より967増えた。
品目横断的経営安定対策(生産調整必須)への加入団体数は6663で、前年の3545よりも倍近く増えた。しかし、前年度加入予定団体がさらに2109あったのに対し、平成20年度は加入予定が560とさらなる上積みは難しい状態である。
さらに、解散・廃止が951、新規が1919である。この数字には統合および分割が含まれているが決して定着しているとはいえない。
集落内の田面積割合別集落営農数の比率を見てみると、やはり集落営農は水田地域で多いことが分かる。
ここから、集落営農組織はつくっていても、品目横断への加入はなかなか難しい実態がみえてくる。