2008年最初の農水省プレスリリースは、「生産調整目標達成のための合意書」の締結についてであった。生産調整目標とは、一言で言えば米の減反を何が何でもやりきるぞということであるが、そのために、全中(全国農業協同組合中央会)、全農(全国農業協同組合連合会)をはじめ、米に関わる生産、集荷の代表の方々と、農水省の総合食料局長が連判状を作っているのである。日時は、2007年(平成19年)12月27日となっており、この「合意書」を公表するのがプレスリリースのねらいである。
これは、年頭の冗談であろうか? 主食たる食料の確保は国家としての重要事項であるが、「米を作るな!」という連判状である。一体誰に対して出しているのだろうか?
「生産調整目標達成のための合意書」の締結について(2008年1月4日)
http://www.maff.go.jp/j/press/soushoku/keikaku/080104.html