2006年確認会 庄内協同ファーム
| 提携米TOP | メンバーTOP | GMイネ監視 | GMイネ監視英語 | 庄内協同ファーム |

2006年確認会 庄内協同ファーム

[ 2006年09月11日 庄内協同ファーム ]

庄内協同ファーム(山形県鶴岡市、庄内町、三川町)

訪問者:橋本明子、牧下圭貴

1826IMG_0149 8月27日(日)に訪問しました。8月に入って雨がなく、 連日の35度を超える暑さで稲はすっかり回復していました。庄内協同ファームでは、近年枝豆(茶豆)の栽培が盛んで、 いくつかの品種で収穫時期をずらしていますが、今年の天候不順でちょうど時期が揃ってしまい、 枝豆を栽培しているメンバーはこの日も収穫作業に追われながら、時間をあけて田んぼで待ってくれました。
 庄内協同ファームは、今年から栽培管理台帳を作りかえ、今まで以上に書き入れやすく、分かりやすい書式を作っています。台帳を見れば、 それぞれのほ場の栽培状況がひとめでわかります。
 庄内協同ファームでは、今年の春、メンバーが生産する地区の農協に対して、ポジティブリスト制度の施行に伴う対応についての要望書を出し、 飛散防止対策や、地域での生産者同士のトラブル防止について配慮を行うよう申し入れをしています。
 申し入れを受けた農協はいずれも飛散防止についての緩衝地設定や枝豆の収穫予定日を書き入れた目印旗の設置、 注意場所表示図面作成などを行っています。その上で、庄内協同ファームは赤い目印旗を立てて、飛散防止の注意喚起をしています。

※確認会では、ほ場だけを見て回った方もありますが、ここではお会いした方だけ掲載します。

(工藤広幸さん、祐生さん 庄内町)
211IMG_0155   ササニシキ、ひとめぼれを除草剤1回の減農薬栽培しています。 除草剤では抑えきれないヒエについては手取り作業で入っているとのこと。今回は、 息子の祐生さんも一緒に参加してほ場を回りました。祐生さんは、農業2年目で工藤さんのきのこ栽培を担当しています。
 例年であれば、この地域は、ひとめぼれが最初に出穂して、その後、はえぬきが出穂しますが、今年はこれが逆転し、 ひとめぼれの方が遅く出穂しました。穂が揃ったのは、お盆明けだったそうです。
 工藤さんは、年々人から頼まれての受託栽培面積が増えており、田んぼだけで合計14ヘクタールまでになっています。 減反分は大豆をやめて加工米にすることで田んぼは米中心の作付けとしています。

(富樫英治さん 庄内町)
312IMG_0157  ひとめぼれ、はえぬきを栽培しています。除草剤1回の減農薬栽培と無農薬栽培で合計7町に、 そのほか委託栽培の米や大豆、花などで合計18町歩の栽培をしています。娘さんのお連れ合いの高橋さんが、 専業で農業に入っており、力強い後継者となっています。無農薬栽培は機械除草で3回は機械除草を入れています。 若い労働力があるからできることです。稲は、きれいに揃っていました。






(阿部正雄さん 庄内町)

413IMG_0167 ひとめぼれを無農薬栽培と除草剤1回の減農薬栽培しています。無農薬栽培は、アイガモと機械除 草の併用で、機械除草は2回入っています。アイガモは、2.5反に30羽を入れています。今年のできごととして、 例年以上に稲をかじるネズミが多く、欠株が多く見られます。これは、阿部さんだけでなく、周囲の生産者も同じで、 春先から見られていて、場所によっては、大きな穴のように欠株ができています。
 それを除くと、今はきれいに揃っています。





(石垣憲一さん、忠彦さん 庄内町)

514IMG_0179 ひとめぼれを無農薬栽培・有機栽培しています。紙マルチ栽培と、とろとろ層づくりに機械除草の2 通りを行っており紙マルチ栽培で何年も続けるとヒエが増えてくる欠点をおぎなおうとしています。この日は、 憲一さんに変わって息子の忠彦さんが案内してくれました。とろとろ層のほうは、 不耕起で春先に水を入れてとろとろにして抑草します。紙マルチは、親子3人で1週間ヒエ取りをしたとのことです。 忠彦さんは専業2年目に入り、作業の流れが分かってきて次第に農業が楽しくなってきたと言っています。




(芳賀修一さん 三川町)

615IMG_0180  紙マルチ栽培の餅米栽培田を訪問しました。紙マルチ4年目ですがヒエはほとんどありません。 しかし、コナギがすきまから出ているとのことです。昨年までイネミズゾウムシが増加傾向にありましたが、 今年は春先寒かったことから被害がなかったとのことでした。
 芳賀さんの車には、GM FREE ZONE のシールが大きく貼られていました。






716IMG_0183













(皆川裕一さん 三川町)
817IMG_0184  庄内協同ファームの加工品のひとつである米おこしの生産者で、原料の米(ひとめぼれ) も自分で有機栽培しています。アイガモを使っていて3反で30羽を入れています。アイガモは5年目になり、リース方式で、 田んぼから上げたら返却しています。機械除草も1回、手取り除草も何回か入っています。






(菅原孝明さん 三川町)
918IMG_0186  手作業でのひえとり真っ最中に訪問しました。ひとめぼれを中心に、 有機栽培と除草剤1回の減農薬栽培をしています。有機栽培は、アイガモと紙マルチのふたとおりをしていて、 紙マルチは4年目でヒエが増えてきたためアイガモと農法を交代します。アイガモは、3反で40羽、約1カ月入れます。 アイガモを入れると、アイガモの糞による肥料効果もあるため、アイガモ田んぼの方ができが良く、 紙マルチでは初期の地温が下がるため遅れるという傾向にあります。昨年お話しをうかがったとき、 カラスによるアイガモの被害やアイガモが動かなくなるなどの問題がありましたが、 近隣の送電用鉄塔に用意されていた人工巣を撤去してもらうことでカラスが近くにいなくなり、その被害はなくなったそうです。 ここ数日、乾いた風が吹き、イモチの心配はないだろうとのことでした。1019IMG_0192













(五十嵐良一さん 鶴岡市)

1220IMG_0203  庄内協同ファーム米部会長の五十嵐さんは、 昨年に引き続き安定した収量が見込めそうです。有機栽培と除草剤1回の減農薬栽培です。品種も、コシヒカリ、はえぬき、 ひとめぼれ、でわのもちを栽培しています。有機の紙マルチほ場は、前作を有機の枝豆にすることでヒエの発生を抑えています。 無肥料栽培ですが、みごとに実っていました。アイガモによる抑草をしている田んぼもあります。






(小野寺仁志さん 鶴岡市)

1321IMG_0209  前作に枝豆や黒豆を栽培し、田畑転換することで草を減らし、また、 米の栽培では無肥料ではえぬきを栽培、減農薬栽培です。
 農薬の飛散防止については、この地域では枝豆などの収穫期を明示して、隣接水田では粉剤などではなく、粒剤を使用するよう求められ、 そのための補助も出ているとのことでした。






(富樫俊悦さん 鶴岡市)

 1422IMG_0214 コシヒカリのアイガモによる有機栽培や、ひとめぼれの減農薬栽培などに取り組んでいます。 元肥を秋に入れ、水を張って冬期湛水にして、ヒエを抑草するなどの技術にも挑戦しており、ニームや木酢、 ヒノキの抽出エキスなどでカメムシの忌避など、化学農薬に頼らない稲作りについても工夫をしています。 庄内協同ファームの若手として期待されています。









(斎藤健一さん 鶴岡市)

1624IMG_0234   イネミズゾウムシの被害により有機栽培を休んで減農薬(除草剤1回、殺虫剤1回) でひとめぼれを栽培しています。斎藤さんの田んぼは、庄内の中でも山手の方にあり、他の生産者よりも平年でも遅く穂が出て、 稲刈りも遅めです。また、山に近いため、カメムシやイナゴも多く、いもち病などの心配もあります。その分、寒暖の差が大きいため、 おいしい米はとれますが、苦労は人一倍あります。有機肥料だけでなく、イモチなどの病気や虫対策に、 さまざまな化学農薬ではない天然資材を使ってみては、その効果を試しています。今年は、かめ仕込みの中国産香酢を使ってみました。
 新たにイネアオムシによる稲の葉の食害が出ています。これは、フタスジメイガの幼虫とのことで、再度発生しないかどうか、 注意深く見守っています。
  5月30日に田植えをした田んぼは、8月26日以降に穂が揃い、まだ場所によっては稲の花が咲いていました。稲刈りは、 9月末からになりそうです。

(野口吉男さん 鶴岡市)
1725IMG_0249  ひとめぼれを減農薬栽培しています。 庄内協同ファームでももっとも稲姿がきれいで毎年安定しており、庄内協同ファームの指標になっています。 2004年からイネミズゾウムシが入り、昨年はイネミズゾウムシが広がる傾向をみせたため、昨年、 今年と殺虫剤を1回使用しました。幸い、今年は、イネミズゾウムシの広がりが見られず、一安心です。 例年は畦の草刈りを5回していましたが、今年は7月末までの天候不順で8月にはいるまでに草刈りを2回して、 穂が揃ってから最近1回刈っただけですんでいます。ちなみに、8月の出穂前後は、山形県を上げて、 畦の草刈りを休むよう指導しています。これは、畦を刈ることでカメムシが田んぼに移るのを防ぐためで、この徹底によって、 近年大きなカメムシ被害は出ていません。

(志藤正一さん 鶴岡市)
110IMG_0263  庄内協同ファームの現代表の志藤さんです。冬期湛水・不耕起栽培とアイガモ使用の栽培で、 いずれも有機栽培しています。今年は、山形大学と共同で、冬期湛水の1年目、2年目と同地区の慣行栽培(地区の方に協力要請) の比較研究をしています。土壌の変化や動物、微生物、植物が田んぼの中でどのくらいいて、どのような変化をするのかを研究し、 農業と環境について科学的な確認をしようとしています。






バナー
Copyright 提携米ネットワーク
E-mail:webmaster@teikeimai.net
(スパムメール防止のため、@を全角にしています。メール送信の際は半角英数の@に戻してください)
Powered by Movable Type 3.151-ja
バナー
バナーは自由にお使いください。