今年の稲作はいろいろな新しい試みをしています 泉泰元
[ 2004年06月30日 加茂有機米生産組合 ]
今年の稲作はいろいろな新しい試みをしています。
1、私たち組合では除草効果を期待して米糠をまくのですが、米糠のまく量、タイミング、気温等条件がそろった時でないと効果が薄く、
また逆に強還元状態になりすぎてしまい生育障害を引き起こしてしまうという危険性もあります。そこで今年作では実験的に秋まきを行ってみました。
前作終了後10月~11月頃にかけてケイフンと米糠をまきました。圃場によりケイフンと米糠を分けてまき2パターンで様子をみてみました。
まく時期が早かった米糠のほうがこなれてくるのが早く感じました。
今年の春先には稲株が見事にこなれてチョコレートケーキのような田面を見ていると、このまま田植えが出来そうだな、という感想を持ちました。
除草効果については幾分かは効果があるように思いますが、やはり最終的には人手による所が大きいです。
2、育苗は今年からプール育苗に挑戦してみました。毎年使っている育苗ハウス内を均平にならし塩ビパイプで枠をつくり、
ビニールシートを2枚重ねて簡易プールを設置しました。育苗時の肥料はペレット状の有機質肥料を使用しました。
ペレット状のため床土と混和させるときにはゆっくりと時間をかけて混ぜたのですが、
粒のまま残ってしまい育苗初期のころは表面がデコボコになってしまいました。
ただ通常の育苗よりも長く生育期間を取ることが可能なため育苗期後半の気温が上がってくるころになると、
肥料の分解が促進され苗の生育も均一になりデコボコ状態も解消されました。
プール育苗のメリットとしては、やはり絶大な省力化と田植え時に合わせて育苗のコントロールが非常にしやすいという事です。
特に成苗まで大きく育てる場合においてはプール育苗は大変効果的であるという結果になりました。
等々、今年作はこのような稲作に取り組んでおりますが、有機栽培の技術は日々進歩しているものであります。
我々もこれから試行錯誤を繰り返し新しい試みにチャレンジしていこうと思います。