2003年産地確認会報告 黒瀬農舎
[ 2003年12月31日 黒瀬農舎 ]
8月24日、橋本、沢里、牧下に大地を守る会の朝倉さんが参加しました。
やはり遅れ気味ですが、それほど悪い状況ではありません。平年よりやや遅れているという程度です。
(黒瀬正さん)
除草剤1回のほ場は、いもちが出ていました。このほ場は毎年いもちがでるそうですが、天候次第ではひどくなるかもしれません。
ちなみに1993年の冷害のときには6俵の収量だったそうで、それよりはいいのではということでした。
無農薬のほ場は、コナギやヒエがたくさん出ていました。穂は長く、稲姿はきれいでした。
(鈴木隆二さん)
鈴木さんは、無農薬と除草剤1回で栽培しています。
無農薬の除草は歩行式3回に乗用1回です。鈴木さんの特徴は木酢液の使い方にあります。育苗時にも使いますが、
6月終わり頃から出穂して穂が垂れはじめた頃にかけて3回ほど、比較的濃度の高い200~250倍で散布します。
これにより生育促進などの効果があるそうです。また、取水口に木炭を入れて水の浄化をはかっています。
(川嶋郁夫さん)
あきたこまち、除草剤1回です。除草剤はザーク。7年間代かきせずに田植えをしています。天地返しをしてからレーザーレベラーで田面を均一にし、
一度乾かして水を入れます。労力は大変で、田植えも5月22日頃と遅くなりますが、草を抑える効果が高いということです。肥料も少な目で
「元々の地力を活かしている」とのこと。
(高野健吉さん)
有機認証をとり、合鴨農法をやっている高野さんのほ場です。
昨年までは有機認証をとっても百貨店など一部が認証マークを求めるぐらいでしたが、今年の段階では有機認証マークを8割つけているそうです。
特に、米菓や餅、酒などの米加工品向けで有機認証マークを欲しいという取引先が増えているとのことです。カモは11町歩で、残りは機械除草です。
1反あたり8~10羽程度を入れています。以前は1筆ずつ囲っていましたが、現在は2町5反単位で囲うだけにしています。また、
大きな水路からは逃げないので場所によっては3面囲いだけでよいそうです。カモは5月30日に入れ、7月16日頃に出しています。
生後3週間目ぐらいに入れ、田植えの日に生まれたぐらいのものがちょうどいいとおこと。
小さいうちはテグスをはってカラスをよけなければいけませんが、キツネ対策は犬を毎日田んぼの回りに散歩させ、
そこにおしっこをさせてにおいを付けることで対応しているとか。すでにカモは上げられており、
一部が肥育のため田んぼの横の小屋と水遊び場にいました。
(寺田信博さん)
3年間無農薬で有機栽培認証田と転換期間中、それに除草剤1回の田があります。有機認証の田んぼを見ましたが、
ヒエがひどく除草機2回にティラガモ除草機1回、さらに2週間×7人の人を入れて草取りをしましたが、それでもヒエが一面に出ていました。
この田んぼは、労力やコストを考えて、一度有機認証を取り下げしばらく除草剤1回での栽培にせざるを得ないと寺田さんは考えています。
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