2003年 提携米3産地田植え訪問 山本開拓農場
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2003年 提携米3産地田植え訪問 山本開拓農場

[ 2003年06月30日 山本開拓農場 ]

 

■山本開拓農場(秋田県山本町)

山本開拓農場(秋田県山本町)
 訪ねた5月20日が田植え初日です。風のないおだやかな日で、予定通り紙マルチを使っての無農薬田を植えることとなりました。 3年前から無農薬田んぼについては紙マルチを導入している土橋敏郎さんですが、2年目の昨年の夏、実にみごとに生えそろい、 ヒエなどの雑草がまったくない田んぼに仕上がっていました。そこで、今年は、その成功の秘訣をじっくりと追いかけてみることに。
 田植えは土橋さんと、土橋さんのところに手伝いに来ている若い男性のふたりでやります。途中から土橋さんの奥さんも参加しました。
 田植機は6条植えで紙マルチ田植えと紙マルチを敷かない普通の田植えができる両用タイプです。苗箱の籾は110グラム、黒瀬農舎と同じです。 田植えは1坪65株植えにしています。
 田植えは、一般の田植え同様に畦の回りをぐるりとあけて、中を往復しながら植えていきます。土橋さんが最初に気にするのはスタート地点。 畦の回りに開ける長さを慎重に測ってから最初の田植えをはじめます。田植えは通常の田植機よりもかなりゆっくりしたスピードで、 苗がしっかりと植わっているか、紙マルチの紙がきちんと田面の水分によって密着しているか、よじれていないかを確認しながら進めていきます。
 途中紙が切れると紙を入れ替え、田植機を少しだけ進めてから再び田植機を降り、 紙マルチを巻いていた紙筒を使ってていねいに紙の継ぎ目をならしていきます。ならした後に紙筒を継ぎ目に置いて重しがわりにします。 田植機が旋回して往復するときには、きちんと同じ幅で紙を重ねていきます。重ね目は水がつきにくく、わずかな風でもあおられますが、 全体がきちんと田面に密着しているため、重ね目がめくれてもすぐに元に戻ってしまいます。
 田植機が旋回したあとは、きれいにならし、紙の切れ目もきちんと田面に密着するようなでていきます。ちょっとでも苗が浮いたりすると、 そのたびに田植機を止めては苗を紙マルチにできた穴にきちんと植えていきます。
 紙マルチで田植えをすると、植えたところには紙が溶けるまで入ることができません。つまり、 田植えしながら抜けがあってもそこを補植することができないのです。また、紙と紙にすきまができたり、 苗の抜けがあるとそこからヒエや草が生えてきます。
 どんなに時間がかかっても、紙マルチを敷いていく田んぼは、田面の土が見えないように覆うことが最大の特徴のようです。
 土橋さんの作業のていねいさに少しだけ紙マルチ式稲作の成功の秘訣が見えてきました。

開拓農場に今年登場した看板。提携米ネットワークと書いてあります。
田植え開始。不思議な景色。
田植機のあとをていねいにならしていきます。
紙の交換です。継ぎ目は、ロール芯で抑えて。
さらに、ロール芯を継ぎ目がめくれないように重しにします。
浮いた苗や抜けはすぐに植えます。
端は土に押しつけます。
田んぼの真ん中がすべて植わったら、幅をはかって紙を切り落とします。
よぶんな紙は手ではいでいきます。
最後まで、気を抜かずに紙の継ぎ目を押えていきます。
最後に空いたスペースには、マルチ紙を敷いて、きちんと覆います。
植えられた稲。紙マルチでぬくぬくです。

 

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