2002年 東北産地確認会 庄内協同ファーム
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2002年 東北産地確認会 庄内協同ファーム

[ 2002年12月31日 庄内協同ファーム ]

■庄内協同ファーム(山形県三川町ほか)8月1日(木)

 庄内協同ファームでは、提携米出荷生産者と提携米出荷生産者ではない生産者がいます。今回は、 若い生産者などを中心に12カ所を回りました。
 昨年数名のメンバーが紙マルチ田植機をレンタルして実験しましたが、今年は、 1台の紙マルチ田植機を購入し8人が交代で紙マルチ栽培に取り組みました。その面積は7町5反ほどです。
(工藤広幸さん)
 紙マルチ栽培に取り組み現在転換期間中です。虫は少なく、ヒエが少々出ていました。
(富樫英治さん)
 紙マルチ栽培ですが、風が強いため作業に時間がかかることが難点だとのこと。田植え予定日の前日に、 前の人のほ場で紙マルチ田植機を実際に体験し、自分のほ場で田植えをしますが、スケジュール通りにいかないという悩みがあります。
(石垣憲一さん)
 成苗ポット植えにより、除草剤1回で栽培しています。また、紙マルチにも取り組んでいます。紙マルチ栽培では少々欠株がありました。 ポット苗ほ場では、イナゴやアマガエルが見られています。
(今野裕之さん)
 アイガモと不耕起栽培に取り組んでいます。95年から無農薬で現在有機農産物となっています。 アイガモは反15羽で畦沿いのネットのみで他と分けています。手取り除草も併用しています。
(菅原孝明さん)
 有機栽培7年目で、ヒエの種が多くなりヒエ対策が問題になっています。カモ、トロトロ層、紙マルチなどさまざまな方法を試していますが、 楽なのは紙マルチではないかとのこと。
(芳賀修一さん)
 紙マルチの最後となり田植えは5月23日でした。イネミズゾウムシの被害が目に付きました。ニーム(インドセンダン) を焼酎に漬け込んで散布していますが、効果は不明とのこと。
(五十嵐良一さん)
 紙マルチを使用しています。またトロトロ層での抑草も行っています。イネミズゾウムシ被害が大きく、 またトロトロ層のほ場ではコナギが多く見られました。野菜の方では豆やきゅうりに対してニームが効果的とのことです。
(佐藤清夫さん)
 昨年、紙マルチの実験をして欠株や紙マルチの間からの草がひどかったのですが、昨年の影響が残っていて、コナギが多く出ていました。しかし、 ヒエは少な目で、欠株も昨年に比べれば大幅に減っています。
(小野寺喜作さん)
 アイガモとトロトロ層栽培ですが、トロトロ層のほうは今年あまりうまくいかず、あとからアイガモを入れたとか。アイガモは反10羽投入、 タヌキやネコの被害があります。田面にテグスを張っているためカラスの心配はないようです。
(小野寺仁志さん)
 トロトロ層の栽培では、2回代かき、米ぬかペレット2回投入を行っています。例年よりコナギが多くなっっているようです。ヒエは抑えられても、 コナギが出てしまうのが難点とか。
(富樫俊悦さん)
 富樫俊一さんの後継者です。野鳥復帰目的も含めた冬期湛水とトロトロ層による栽培をめざしています。くず大豆、米ぬかペレットを利用し、 代かきは1回だけで田植えをしています。除草剤1回の家から一番遠い水田では、イネミズゾウムシが大発生し、稲が半分壊滅、 ヒエは稲と同様なくなりましたが、日光が当たるためコナギをはじめ草が大発生しました。ようやく7月になってある程度稲が大きくなりましたが、 半作以下はまぬがれないようです。
(志藤正一さん)
 トロトロ層不耕起とアイガモの栽培です。カモは反13羽投入。元肥には豚糞、放線有機や天恵緑汁などを活用しています。また、 ニームと唐辛子エキスの混合液を病害虫予防に葉面散布しています。
(野口吉男さん)
今回一番早かったのが野口さんの田で、すでに穂が出ていました。トロトロ層の栽培でこのほ場が一番きれいに仕上がっています。
(斎藤健一さん)
 毎年見ている田んぼです。今年は例年よりも揃いがよいようでした。
(各地を回ってみて)
 今回、目にとまったのは、紙マルチとトロトロ層栽培の普及です。紙マルチの方の抑草効果が高いため、生産者からは高い評価を得ていますが、 コスト面、作業面が今後の課題です。
 また、紙マルチのところでもイネミズゾウムシの被害を抑えることはできず、今年は昨年以上に被害が目に付きました。 イネミズゾウムシへの有効な対策が見つかっておらず、これからの大きな課題です。

 

庄内協同ファームは第三者認証をとっています。ここは有機転換中ほ場
イネミズゾウムシにやられた稲。
田んぼの周囲を広くとっているのは、減反のせい。
庄内協同ファームは広い。1日かけて12生産者を回りました。
虫除け祈願。地域でやっています。
菅原孝明さん
草も元気です。除草剤を使わないと、この対策が大変。
五十嵐良一さん
アイガモは、引き上げたはずなのに。
1羽だけ、逃げ回り。
今も田んぼにいます。
小野寺喜作さん
我が運命や、いかに。
小野寺仁志さん
富樫俊悦さん、試行錯誤のまっただなか。
イネミズゾウムシにやられた田は、日光が入り、草が生えやすくなります。
ここも田んぼなのですが…。
虫と草に負けてしまった田んぼ
稲の花をみつけました。
志藤さんご夫婦。恥ずかしがって、顔は隠したままです。
野口吉男さん
斉藤さんの田んぼ
斉藤健一さん

 

 

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