2002年 高生連・産地確認会
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2002年 高生連・産地確認会

[ 2002年12月31日 高生連 ]

●高生連事務所(精米設備)
 担当の星川さんの案内で精米設備を確認しました。高生連では、もみすりした米を生産者別、品種別、栽培方法別に低温倉庫に貯蔵し、 低温倉庫から精米設備に入れたあとは最大でも1週間以内に精米・発送する体制を整えています。4月から11月にかけては、温度14度、湿度70% 程度で、冬も10度を下回ることはないとのこと。高生連では、玄米、七分、白米で出荷しています。
 2000年より玄米を精米設備でもう一度もみすり機にかけ、さらに、選別機にかけてもみ殻やぬか、未熟米、 割れ米などが混入しないよう対応しており、それによってクレームがずいぶん減ったそうです。
 精米後は、小分けした一袋ずつに、生産者名、品種名、そしてその生産者の栽培方法やコメントを書いた栞を添えています。この管理については、 低温倉庫での出庫側と、精米設備への入庫側の両方で記録をとり、間違いが起きないよう二重チェックをかけています。
 設備は年間通して稼動しており、清掃は、エアによります。ネズミ対策は、粘着シートを利用し、施設内で薬剤等は使っていません。
 米ぬかは生産者の希望があれば引き渡し、残りは醤油屋がぬか床に使うために引き取っています。 もみ殻やくず米は現在のところ廃棄物として清掃工場で処理されています。かつては、周辺の農家や畜産家が引き取り手になっていたそうですが、 高生連のある近隣にそのような引き取り手がいなくなっています。これらをいかに有効活用するかが、この精米設備での今後の課題です。

 

高生連事務所&精米所
代表の松林直行さん
精米設備
搗きたてのお米
くず米はこの袋にたまる
パッケージには生産者の名前と写真が載っている
担当の星川さんに説明を受ける

 

●西村昭夫さん コシヒカリ・無農薬(南国市)
 前回も訪れた西村さんは、あいかわらずお元気で、稲作技術の向上に熱意を持っていました。 西村さんの稲作の特徴をまとめます。
 8月の収穫後、稲藁は全量すきこみ、2月までに4~7回耕耘し、草対策をおこないます。代かきは1回で、代かき後水をためて、草を生やし、 それを軽く「たたいて」北風が吹くときに寄る草を丁寧に取り除きます。この他の雑草対策は、田植え後の米ぬかと光合成菌です。
 苗は、ポット苗ですが、育苗ハウスを15度~20度で管理し、苗が1センチほど出たころに苗箱の苗を上からコンパネで押える「苗踏み」 をします。田植えは、4.5~5葉で20センチぐらいです。
 病虫害対策は、稲の余り苗、竹の子、松の新芽を黒砂糖で漬け込み発酵させたものに光合成菌、ケイ酸土を混合したものを散布します。高知では、 イモチ、モンガレ、カメムシのほかに、スリップスによる被害がありますが、これらに効果があるそうです。
 イネミズゾウムシに対しては、あぜをバーナーで焼いて対応しています。

西村さんの田んぼ
元気に分けつしている稲
西村昭夫さん
まだ茎だけに見える稲だが…
割ってみると、もう中に稲穂が!
こんなにできていました。
玄米
きれいに草とりされています

 

●門田理博さん コシヒカリ、あきたこまち・無農薬(南国市)
 門田さんも2000年に訪ねています。99年の洪水で農地や農業機械、 家屋などに大きな被害を受けた門田さんですが、周辺の復旧工事も徐々に進んでいるようです。しかし、 復旧工事のために一時的に稲作ができない田があるなど、まだ影響は残っていました。
 今回の訪問で、門田さんは、10年前ほどからトノサマガエルを見かけなくなっていたが、ここ数年でトノサマガエルを見るようになった。 サギがカエルを狙ってやってくるので、今はサギを追い払う知恵をしぼっている。カエルをはじめ、トンボやクモ、アメンボなどが増えれば、 虫を食べてくれるし、トノサマガエルが生息できる田んぼだということは、地域の環境にとってよいことだという話をされていました。
 除草は、米ぬか投入とジャンボタニシによるもので、徐々にジャンボタニシが増えているため、 ジャンボタニシの除草効果を生かせるようにするということです。

 

門田さんの田んぼ
川のすぐ近く
門田理博さん 
水面に藻がびっしり
分けつが進んでいる
藻が日光を遮り、他の雑草を防ぐ
青々とした稲
ばったがいました
ジャンボタニシの卵
整備された水路

 

●村上信一郎さん コシヒカリ、無農薬(香我美町)
 ナスなどの園芸農家のかたわら無農薬米を栽培する村上さん、 やはり2000年に訪問した生産者です。紙マルチ(茶色)による栽培で、稲作には極力省力化を心がけています。 モグラによって抜け水が起こっており、モグラ対策が難しいとのことでした。イモチ対策には木酢を使用、昨年は7.5俵の作柄でした。

村上信一郎さん 
村上信一郎さんの田んぼ 
雨の日の確認会となりました 
しっかり根を張っています
ジャンボタニシ
村上さんのナス畑
ナスの花
収穫の最盛期でした

 

●富家ライスファミリー コシヒカリ、ナツヒカリ・低農薬(野市町)
 提携米出荷の生産者ではありませんが、刈り取り前に田んぼに大豆を蒔き、稲作- 大豆の特徴ある栽培をしている富家ライスファミリーを訪問しました。
 大豆を稲があるうちに播種し、稲刈り後の稲がマルチのかわりとなり、大豆の雑草防除に一役買います。行っているのは、 山手と広い面積のところですが、数年続けると大豆の収量が落ちるため休ませる必要があります。
 富家ライスファミリーのメンバーは、比較的年齢の高い層が多く、2001年から県の8割減農薬農産物認証を受けましたが、 化学肥料と比べ有機肥料は田に撒く絶対量が多くなり、かさばり、重たくなるため、労働としてきびしくなる点で、 年を追うごとに体力的な問題が出てくると率直に課題を語っていただきました。

 

富家ライスファミリーの田んぼ 
ナツヒカリ
背の高い稲です
分けつ
ジャンボタニシをカラスが道路に叩きつけ、
食べた後だそうです
付近の田んぼの地図。農家が減りつつあります
富家ライスファミリーの皆さん

 

●大塚俊明さん コシヒカリ、ヒノヒカリ・無農薬(土佐山田町)
 元酪農家で現在はナス、オクラ、ブルーベリー、ブロッコリー、 米などを栽培する大塚さんを訪ねました。大塚さんは、17年前に、牛の流産や農薬被害の現状をみて、きっぱりと農薬をやめた方です。 その作業倉庫には、実にかぐわしい香りの発酵臭がしていて、いくつものぼかし発酵肥料がタンクに作られていました。原料は、 漁港のある須崎市からの魚粉、ナタネ油かす、米ぬかで、EM菌により発酵肥料をつくっています。米ぬか除草をしていますが、 今年はタイミングが悪かったのか、春の気温が低かったのと相まって、見せていただいた田んぼはかなり広く稲が欠けていました。大塚さんは、 勉強熱心な農家で、日々自問を繰り返しながら、自分の農業をつきつめようとしていました。

 

大塚俊明さん
自家製発酵肥料のタンク
ぽろぽろしています
白く菌糸が張り、ぬかみその香り
ボカシを作ってホームセンターに卸しています
大塚さんの田んぼ
澄んだ水には生き物がいっぱい
雑草たち
水が冷たく、まだ小さい苗
れんげもたくさん生えています
あちこち稲が欠けています。気温のせいでしょうか
ジャンボタニシの卵
大塚さんのナス畑。生でかじれます

 

●門脇孝行さん コシヒカリ・低農薬(南国市)  

県の8割減農薬農産物認証をとっている門脇さんは、30代の頃から除草剤を除き農薬を使わないように取り組んでいます。経営の柱は、 土佐レッドというカラーピーマンで、南国市を中心にした地域開発品種です。一時期は多くの生産者が取り組んでいましたが、輸入攻勢などにより、 今ではほんの数人しか栽培していないとか。できるだけ、地域で開発した品種は残していきたいと語っていました。
 門脇さんを訪ねたとき、まず出されたのが、コシヒカリを小さなおにぎりにしたものでした。「これで味をみて欲しい」という心づかいに、 門脇さんの農業姿勢と食味をはじめとする最終消費者への真剣さを感じます。
 門脇さんは、今年から除草剤も使わない無農薬米にも取り組みをはじめています。米ぬか除草を試みましたが、ヒエは手取りとなります。 この無農薬田を訪ねましたが、ヒエがかなり生えていて、ちょうどカラーピーマンの時期と重なっていたことから、ヒエに押され気味です。
 高知の園芸農家の場合、稲作の除草期と繁忙期が重なるため、このあたりの解決が無農薬化への問題点だと強く感じます。

門脇孝行さん
門脇さんの田んぼ 
ヒエがたくさん生えていますね
抜いたヒエの山
門脇さんのカラーピーマン「土佐レッド」

●田島邦雄さん コシヒカリ、ナツヒカリ・無農薬、低農薬(南国市)
 南国市の市議会議員もつとめ、肥育牛、養鶏も営む田島さんを訪ねました。現在、 低農薬から無農薬への転換中で、米ぬか除草、アイガモ除草、ジャンボタニシ、人力除草と除草対策に追われています。アイガモは、 養鶏家の腕を活かして自家繁殖させていますが、今年はカラスにヒナの39羽すべてをやられてしまいました。なお、 稲刈り後の田んぼは牧草栽培を行っており、牛糞を定期的に入れています。
 牛の肥育は、牧草などできるだけ粗飼料主体にする、養鶏も90日ととても長く育て、 農業経営全体に環境や安全性に配慮した取り組みをしています。さらに、地域にも減農薬、無農薬を広げられるよう働きかけをしているそうです。

 

田島邦雄さんの田んぼ
山際の田んぼです
田島邦雄さん
藻がびっしり
上から見た稲
えさを撒いてアイガモを呼びます
ちょっと警戒しています
仕事中
周囲の網がある田んぼにはアイガモがいます
アマガエル
除草作業中
稲の間に、びっしりとヒエが!
これ、みんなヒエです

 

●吉野川源流米生産グループ
コシヒカリ、マツリバレほか、無農薬・低農薬(土佐町)
 代表の式地寛肇さんに案内してもらいました。 吉野川源流米生産グループは、その名の通り、標高350メートルの棚田で、吉野川の源流域の水源から水を引き、米を生産しています。 水源流域は3つほど山を離れたところにありますが、大正時代に水路をつくり、水を引いたそうです。今も、その補修は欠かせません。
 今年から県の8割減農薬農産物認証をとっています。無農薬田は、アイガモ、コイによる除草です。
 土佐町の源流米地域は、畜産地域でもあります。土佐町では、発酵たい肥施設ハザカプラントを導入し、処理能力1日40立方メートル、 発酵処理期間25日、発酵施設の面積が2レーン、1レーン各600平方メートルという設備をつくり、運用しています。最近では、 水産加工品の残さなども受け入れており、できたたい肥は、地元優先で販売しているとのことです。

 

山間のきれいなところ
代表の式地寛肇さん
アイガモのひなたち。
まだ来たばかりで慣れていません
発酵たい肥施設ハザカプラント
長い長いトンネルで堆肥が自動的に作られます
発酵熱でたちのぼる湯気
こんなに粗い繊維のものが
ここまでさらさらになります
袋詰めして製品化された堆肥
グループの田んぼ
生き物がたくさんいる、きれいな田んぼです
水温が低いので、まだまだ小さい稲
吉野川源流から引いている冷たい水
害虫、イネミズゾウムシ発見
アマガエルもたくさんいます
水路のしくみ
板を抜き差しして調整します
吉野川源流。冷たく、甘い水でした

 

●鬼頭昭憲さん あきたこまち、低農薬(窪川町)
 無農薬米にも取り組みながら、 労力の関係で現在は除草剤を1回使用している鬼頭さんです。1回の除草剤で残っている雑草は、手作業で行っています。 鬼頭さんの田んぼはオタマジャクシやゲンゴロウがみられるなど除草剤を使っていてもとても生物が豊かです。病虫害対策はまったく行っておらず、 虫や病気と共存できる稲づくりを1974年頃から続けています。20年前は変わり者扱いでしたが、鬼頭さんの田んぼの周囲には、学校田があり、 近くの小学校横にあった保育園が廃園になったのを期に地元の人が考えて町の予算をもらい、自分たちで作業したビオトープができていました。 このビオトープはホタルが戻ってくるようにとつくられており、施工から運営までを地元の人たちで行っています。

 

鬼頭さんの田んぼ
手で除草しているそうです
鬼頭昭憲さん
ここにもたくさんの生き物が
分けつはまだまだこれからです
のっそりカエル
タガメがいました。珍しい!

 

●島岡幹夫さん コシヒカリ、ほか 無農薬、低農薬(窪川町)
 前回も訪問した島岡さんを再訪しました。前回は減反裁判関係で意見交換が主だったため、 今回はじっくりと稲作のお話を伺いました。
 除草は、刈り取り後にたい肥と米ぬかを散布し、2~3回耕耘します。それにより、草を発芽させては埋める作業をして翌年の発芽を抑えます。 田植え後は、動力3連式の手押し機械除草と手作業です。この動力除草機は、半自作で、15kgしかなく、 とりまわしがしやすいのが特徴とのことです。畦畔は、火入れを春先に行い、5回ほど草刈りします。
 虫は、カメムシの被害がない地域で、イネミズゾウムシが多発しています。病気は、イモチがでないものの、モンガレが発生します。 いずれにしても、栽培期間中の特別な対策はないそうです。
 かつて行っていた酪農はすでに辞められており、今は息子夫妻がニラ栽培を行っています。そのため、 稲ワラは田んぼに戻すことができるようになり、残っている牛糞たい肥もまだ活用しています。
 一部の田んぼは後作で自家用の野菜を栽培されているそうです。
 全国各地の反原発運動や農業集会、タイのNGO交流など国内外を飛び回り、国内外の研修生を受け入れる、 地域ではビオトープづくりの活動に力を注ぐなど、島岡さんの熱意はつきることがありません。

島岡さんの田んぼ
島岡幹夫さん
田植えしたばかりの田んぼ
まだ小さい稲です
すっくとまっすぐ
赤米が混じっていました
カエルがのぞいてる
手作りの手押し除草機

 

●井上次男さん アキタコマチ、サイワイモチ 無農薬(窪川町)
 沢づたいにある山道を入った棚田に井上さんの田んぼがあります。回りには、 耕作放棄地がいくつもあって、井上さんなど残っている田の方が少なくなっています。
 人が入る機会が減ったからか、井上さんの田んぼにはイノシシが増えています。この地域にも里に下りるイノシシが増えているそうです。 田んぼの上の方にある植林地に板を張りめぐらせて、少しでもイノシシが降りにくいようにしていますが、イノシシ対策が大変です。
 除草対策は、収穫後の稲ワラすき込みと4回ほどの耕耘、あとは除草機を押し、手作業で草を取っています。また、 病虫害は軟弱な稲にならないよう育てることが中心で、イモチ対策として米酢を1000倍希釈にて7月下旬に散布します。

 

井上次男さんの田んぼ
きっちり隅までていねいに植えられています
井上次男さん
小さいけれどがっしり根を張っています
イノシシよけの柵がはりめぐらしてありました
山間の、生き物あふれる田んぼです
水グモがいました
野生のセリ
周辺の農家の減反田んぼ

 

●坂本穂さん ヒノヒカリ、アキタコマチ 無農薬、低農薬(窪川町)
 区画整理された沢ぞいの棚田に坂本さんの田んぼはあります。3人の生産者がいて7枚ありますが、 機械が入りやすいため、井上さんの田んぼのような耕作放棄はありません。坂本さんの稲作は、米ぬかと稲ワラのみを肥料にして、 完全な無肥料栽培を実践していることです。もう10年、続けています。除草は田植え後の米ぬか散布と手押し除草機。 ウンカは近年いなくなったそうですが、カメムシが発生しています。しかし、それほど大きな影響はないので、放っています。こちらも、 秋には防風ネットを使用して、イノシシ対策をほどこします。イノシシの被害が一番大きいのではないでしょうか。ちなみに、早場米で7.5~8俵、 晩稲で8~9俵とれているということです。

 

坂本さんの田んぼ
山に抱かれた沢沿いの棚田です
坂本穂さん
まだ小さめの稲たち
分けつもまだまだこれからです
米ぬかで沸いている泥
カエルになりかけ

 

●西山和さん コシヒカリ 無農薬、低農薬(宿毛市)
 前回も訪問したアイガモ農法の西山さん、 体調を崩され春先に入院されていたそうですが、今は回復して、田んぼに出ています。今年はカメムシが異常発生しているようですが、 アイガモのおかげで今のところ被害はありません。西山さんも、肥料を米ぬか主体で、冬場のレンゲと合わせて無肥料が基本です。また、 カメムシ対策に、竹酢液を300倍~500倍に希釈して2~3回散布しています。ジャンボタニシ、米ぬか除草も行っています。

 

西山さんの田んぼ
ネットはアイガモの脱走防止だけでなく、
犬猫やカラスよけでもあります。
西山和さん
カモに助けられて、すくすく育つ稲
水路でくつろぐアイガモちゃん
いざ、出陣。
野犬に空けられた網の穴

 

●チョットいいカモクラブ コシヒカリ 無農薬(愛媛県一本松町)
 高知県の西、愛媛県一本松町までが高生連の生産者範囲です。 前回もこのチョットいいカモクラブが最後の訪問地でした。代表の二神作二郎さんに案内していただきました。 メンバーは2年前と変わっていませんが面積は毎年若干変わり、今年は7反減の6町になっています。もともと、 年金がもらえるようになったから少々労力がかかってもいい米作りをしたいとはじめたグループです。アイガモをつかった除草の技術は安定しており、 少々草が生えても適宜カモを入れることで問題なく対処しています。

 今回も前回に引き続き、南国市から宿毛市まで高知県を横断しました。高生連が日々行っている生産者との調整や栽培状況確認、 集荷などの大変さが身にしみる距離です。
 また、生産者も、農法のみならず、考え方、経済状況、農業を取り巻く状況などが大きく異なり、 距離もあって横のつながりがなかなか持てないことを感じました。そのためか、情報や方向性を示す高生連への期待感の大きさが伺えます。 高生連に対する期待の大きさは、高知の農業の胎動なのかも知れません。
 日本の中でも、気候に恵まれながらも、山間部が多く、交通には厳しい高知で、農業経営と環境の持続に対して、 高生連とそこにつながる生産者の取り組みが、よい影響力を及ぼすのではないかと感じました。

 

二神さんの田んぼ
整然と育つ稲たち
カモに助けられて、すくすく育つ稲
二神作二郎さん
ヤゴの抜け殻
カワニナのいる水路
抜いたヒエの山!
ごはんの時間です
それーっ!
しごとしごと
カモたちの働いた後。草は粉々です

 

■その後…
高知新聞8月21日付は、コシヒカリで乳白粒が多く、1等米比率が低く、収量もやや少なくなっていることを報道しています。 登熟期の日照不足と夜間温度が高かったため起こったようです。

 高生連のお米はどうでしょうか。(「高生連早稲米だより」より)
「7月下旬からスタートしました稲刈り、平野部はほぼ終了し、これから山間部へと移っていきます。
 今年の天候は、台風も来ず、適度に降り適度に照っていい具合だったのですが、6月下旬から7月下旬までの雨、 夜温の高さがコシヒカリの生育に微妙に影響したのか、乳白粒が多くなりました。
 ナツヒカリは、いつも通りの実りでした。
 病虫害はいたって少なく、中でも、毎年問い合わせやクレームをいただくカメムシ、スリップスの被害粒(黒い斑点米)が、 極めて少ないのが特徴です。原因はよく解りません。
 7月下旬の収穫期からは晴天が続き、収穫作業は前倒しで順調に進みました。
 4月の低温で分ケツ数こそ少なめだったものの、収量は、おおむね平年並みでした」
「“見た目良くない”けど、“何時にもまして美味しい”というのが、今年のコシヒカリの特徴になりました。“見た目良くない”といいますのは、 米の中に乳白粒(モチ米みたいな粒)が多くなったことです。


これは、栽培上の問題というより今年の天候によるところ大で、一般栽培米でも、見た目を評価する「等級検査」で、1等米比率が何と10数% に激減しています。
 そして、“何時にもまして美味しい”というのは、高生連では各生産者の米を「食味計」にかけテストしておりますが、今年の早稲コシヒカリは、 今出荷中の全生産者が80点を超えており、実際に食べてみた食感を、食味計の数値が裏付ける結果が出ていることです。
 消費者の方々に安心して食べていただくために、各生産者それぞれに有機主体での土作り肥料設計をし、農薬を減らしあるいは無くし、 健康な稲作りの努力を重ねてきております。その結果、食味値までもが軒並み80点を超えるところまで来ております。今年生産者もさりながら、 異常天候の続く中、稲自体も精一杯いい粒を実らそうとしたことと思います。
これから窪川町、土佐町と収穫は山間部へと移ります。食味、安全性、+見た目も輝く出来栄えを期待しつつ…」
 とのことです。松林さんによると、カメムシの被害は全県的に少なかったとのことで、高生連生産者も木酢散布などをやめた例がありました。 参加者:加藤(白鷹農産加工研究会)、橋本(代表)、坪井(県民生協やまゆり)、中野(理事)、前川(大地)、牧下、榑林(写真)

 

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