2001年産地確認会・山本開拓農場
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2001年産地確認会・山本開拓農場

[ 2001年12月31日 山本開拓農場 ]

 ■山本開拓農場~6月29日

秋田県山本町の土橋敏郎さんのほ場です。品種は例年通りアキタコマチとキヨニシキ。
 今年の最大の特徴は、無農薬栽培分について全面積を再生紙マルチによる除草方式に切り替えたことです。
 昨年度はじめて取り組んだ再生紙マルチによる除草方式ですが、昨年は初年度で田植え機械に慣れていなかったこと、また、 紙マルチ田植機の納入が遅れたことなどから、田植えにずいぶんと手間取りました。きれいにすき間なく紙を敷くことができず、 すき間の除草が大変だったこともありましたが、その他は、ヒエ抜きのため1反あたり1日半ぐらいの作業量で除草がすんだということです。 ちなみに、平均収量は反当480kgでした。
 今年の状況ですが、紙マルチではない除草剤1回の田んぼと比較して、紙マルチの無農薬ほ場では、稲の丈が短く、分けつが少な目ですが、 葉面が明らかに広く育っていました。紙マルチの場合、田の地温が上がりにくいため初期成育が遅れる傾向にありますが、 葉面が広い状態が今後の生育にどのような効果があるか、楽しみなところです。
 紙マルチの田植機は、最新の6条植えのもの。アタッチメントで容易に通常の田植えと紙マルチ田植えが切り替えできます。 紙マルチの田植えは風に弱いため、風の日には通常の田植え(除草剤1回のところ)にするなどの対応が必要になります。紙マルチの田植えは、 通常田植えに対して約1.5倍の時間がかかります。とくに、ロール状になっている紙の交換に時間がかかります。
 基本的には浅水管理となります。深水にすると紙が浮いてしまうためです。この点で考えると冷夏の時の問題がありそうです。 紙は基本的に55日ぐらいで溶けるそうです。それまでは田の中に入ることができないことを意味します。
 土橋さんは、米だけでなく、畑作も多い複合経営です。そのため、除草機や手取り除草に必要な人手のコストを考えると、 紙マルチのコストは引き合うとしています。
 この他の状況としては、今年畦畔にカエルが非常に多くいました。アマガエル、トノサマガエルなど複数の種類で、 このカエルを狙ってアオダイショウなどのヘビも多いといいます。実際に、我々が畦を1往復しただけでも2匹の大きなヘビを見ることができました。
 虫は、イナゴがほとんどいないそうです。イネミズゾウムシは多いといいますが、それほど深刻な被害ではなく、防除は考えていないとのこと。
 気候的には、ヤマセが多く、気温が日によって急に下がることがあり、その点が心配だとしています。

 

紙マルチ田植機。最新です。
この円筒に紙マルチを仕込みます。
紙マルチです。土橋さん
紙がまだ残っています。葉面は、紙マルチではないものよりも広い
土橋さんの肥料と木酢液

 

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