1999年産地確認会(遊農くらぶ)
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1999年産地確認会(遊農くらぶ)

[ 1999年12月31日 遊農くらぶ ]

 山形県遊佐町、鳥海山のふもとにあるのが遊農くらぶです。遊農くらぶは4世帯のグループで、何より女性達の元気さが目に付きます。 遊農くらぶのメンバーは、それぞれ稲作の他に、牛の肥育や鮭のふ化・放流事業、リサイクル石けんづくりなども手がけています。
 減反やほ場整備に反対していますが、ほ場整備は地域の条件などもあり、近年ほぼすべてのほ場で整備事業が行われました。今は、 新しい条件に合った栽培を模索しています。
 それでは、栽培の特徴を見てみましょう。遊農くらぶでも除草剤1回の栽培と無農薬の栽培があります。無農薬栽培は、マガモ、 鯉を使った除草を中心に、手取り、機械除草を行っています。昨年、鯉の除草方法を行ったところとてもよい結果がでましたので、 今年も導入する予定でしたが、鯉の出荷元で生育が悪かったため、必要量が入手できませんでした。そんななか、土門忠男さんは、 自分の家のそばにある清流が流れ込む沼に住んでいる鯉を利用しました。除草には、ふ化して2年目の鯉がちょうどよいのですが、 沼では3年目の鯉が多く、体長が大きすぎるのではと心配されましたが、結果的には成功したようです。訪ねたときには、 もう鯉は沼に戻されていました。
 ただ、この地域ではアオサギが田んぼに戻ってきてドジョウを食べるため、鯉もねらわれます。土門さんは、 鯉を入れたほ場の周りや上のあちこちにテグスや光るテープを張りめぐらせましたが、アオサギの中には隣の田んぼから歩いて入るものもいて、 ずいぶんと被害にあったようです。
 土門さんのように鯉が入手できなかった菅原鉄弥さん、多喜子さんは、機械除草をしたあと、2週間にわたり毎日、手取り除草を続けたそうです。
 代表の尾形修一郎さん、なつさんは、マガモの除草と鯉除草の両方を行っていますが、今年は鯉が思うように入手できず、また、 マガモもキツネやタヌキに襲われて全滅してしまいました。近隣の子ども達は、毎年田んぼのカモを観察していましたが、 今年は途中でできなくなりました。なつさんは、子ども達に、キツネやタヌキのことを説明したそうです。
 遊農くらぶの提携米出荷分は、すべて尾形さんが所有する精米機で行っています。そのため、他の米と混ざることはありません。
 4世帯とも、主に女性陣の手によって栽培記録がきちんととられています。

 

山形の夏も40度近い。汗を拭きながら、確認していきます。
鯉除草の田。田を渡るひもは、アオサギ対策です。
こちらは、アイガモ除草の田。野犬などの防止電柵です。

 

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