高生連
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2006年産地確認会報告(高生連)

[ 2006年09月11日 ]

2006年産地確認会報告(高生連)

2006年6月28日~30日にかけて、高生連の産地確認会を行いました。

今回は、生産者に山形県の庄内協同ファーム・斎藤健一さん、消費者として代表の橋本明子さん、事務局の須佐さん、牧下が参加。 高生連の松林さんと星川さんが案内役として参加し、10産地と事務所を訪問しました。

 一昨年の2004年は、6月23日からの訪問で、例年より1週間早い育ち具合でしたが、 台風6号が通り過ぎた後で少々心配していた時期でした。今年は一昨年とは逆に、1週間程度遅れている状態でした。 春先から4月の低温や5月の日照不足が影響しているようです。しかし、その後も天気は、不安定ながらも高温になっており、 早場米は穂が出はじめていました。

今回は、今年の春から導入された農薬の残留についてのポジティブリスト制について、 地域がどのような対応をしているかについてうかがいました。
また、遺伝子組み換えイネの研究が国内で進んでいることを受けて、「遺伝子組み換え作物は植えません」 という宣言をするGM FREE ZONE運動についても、説明して宣言の協力と看板の掲示をお願いしました。 すべての産地で運動に協力していただけました。
(事務局:牧下圭貴)


■門田理博さん(南国市)
無農薬でコシヒカリを栽培する門田さん。この日もひえぬき中でした毎日ひえぬきに入っているそうです。「植物は人の足音を聞いて育つ」 と門田さんのお祖母様が語っていたのを思い出します、と門田さん。
門田さんの田んぼは、秋に水を引き込んで草を発芽させ、それを2回すき混みます。12月には米ぬかを入れて耕起しておき、1月にも耕起。 春も早くに水を入れてジャンボタニシの動きを活発にしてから4月の田植えに備えます。
ジャンボタニシを除草に使うので、田んぼを均等にすることには気を配ります。深水のところができるとそこの稲が食害を受けるからです。 そういう場所ができると、ジャンボタニシを手で拾って、コイのエサにしていますす。
田植え後は、米ぬかを散布して、抑草。それでもひえぬきは必要です。
秋にはトノサマガエルを守るため、 エアガンを持ってシラサギを空砲で追い払いながら作業をするという門田さんの田んぼは国分川のそばにあります。メダカが大量発生し、 トンボも無数に飛んでいました。タヌキやイタチ、キジなども見られ、田んぼには真新しいタヌキかイタチのような足跡もついていました。
門田さんは、国分川をきれいにする会の会長で、毎年、河川敷の柴刈り、柴焼きを7kmに渡って行っています。
イモチが出たら木酢液、体調が悪いからと柿酢を手作りして自分で飲むと、稲にも自分にも自然の力を使うのが門田さん流です。

ポジティブリストについて今年から農薬残留に関するポジティブリストが導入されましたが、 門田さんの周辺ではまわりが農薬散布をあまりしていないこととしている人も粒剤か液剤なので、飛散を心配している人はあまりいないようです。

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写真1 抜かれたヒエ
写真2 タヌキ?の足跡
写真3 集合写真
写真4 国分川の土手にて。右が川、左が田んぼ

■西村昭夫さん(南国市)
無農薬でコシヒカリを栽培する西村さんは、 ポット苗を使用しています。毎回、稲作についての深くて詳しいお話しを聞くことができます。「1年1回のことだから、 毎年の稲作をこれでいいと満足はしない」という西村さん、食味が良く、歩留まりのよい米になるような稲作りを今も追求しています。
今回は、苗踏みのお話しを聞きました。塩水選と温湯消毒(お湯につけてイネの病原菌を殺す)によって、 種子や苗作りでの農薬使用をしないようにしています。また、ポット苗は一般の苗よりも背が高く大きく育ってから田植えをします。 そこで均一に芽を出させるために、ちょっと育ったところで苗床に板を敷いて、その上を西村さんが絶妙の間隔で踏んでいくそうです。これは、 麦踏みなどと同じ作用です。苗の状態を見ながら、踏むタイミングを図るそうです。
ジャンボタニシを活用しての除草や、イネのあまり苗、タケノコ、松の新芽などと光合成菌を使っての手作りの溶液で、 イネを健康にする西村さんの稲作りは、今回も健在で、早くも穂が揃いはじめており、すくすくと育っていました。

ポジティブリスト制の導入について、近年回りの田んぼは箱粒剤による農薬散布になっており、散布器を使っているのは、 農薬を使っていない西村さんが、手作りの溶液を散布する光景ぐらいだということです。

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写真1 稲の花
写真2 穂がそろいはじめた
写真3 集合写真

■門脇孝行さん(南国市)
「土佐レッド」というカラーピーマンがあります。南国市周辺で数人だけが栽培している独自品種で、生で食べても甘い肉厚のピーマンです。 門脇さんは、農薬散布回数をぎりぎりまで抑えながら、土佐レッドを栽培する生産者です。 土佐レッドの味や魅力を知っている人には高い評価を受けていますが、 なかなか一般のパプリカとの違いが分かってもらえないとの苦労があります。
その門脇さんは、イネ作りも、無農薬および除草剤1回から無農薬に切り替えました。米ぬか散布によるとろとろ層づくりや、 ジャンボタニシによる除草など、除草剤を使わずにできる栽培方法を模索しています。今年はジャンボタニシで一部食害を受けました。来年も、 もう少し工夫してジャンボタニシとのつきあいを考えるようにしたいとのことです。
イネが終わると、地力をつけるためにエンバクを育てるなど、自分がつくる作物については、「味」の良さを追求する門脇さんです。
その門脇さんは、今年はすでに30度を超える日が何日かあり、「以前、高知は30度を超す日が夏中でほんの数日しかなかった。最近は、 7月から30度を超えることがあり、高温傾向が心配」だといいます。
作物は、温度や日照など様々な要因で味や出来具合が変わるため、生産者は小さな変化にも敏感になるとあらためて思います。

ポジティブリストについては、ご自身の田や畑は他と離れており問題ないとのことです。また、飛散の問題は地域でもこれまでなく、 地域全体にハウルや路地とも農薬の使用が減っているので影響はないだろうとのことです。

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写真1 集合写真
写真2 水口がイネミズゾウムシに食べられた(右手の青色が土佐レッドのハウス)

■冨家ライスファミリー(香南市・旧野市町)
コシヒカリを除草剤1回で栽培し、イモチ等の病気対策で必要に応じて殺菌剤(粒剤)を1度使用する栽培をしています。
冨家ライスファミリーは、イネの収穫前に大豆をまき、裏作で大豆栽培をしていることで、提携米ネットワークでも注目の産地ですが、最近、 メンバーの藤村さんは、二期作をしています。早場米のコシヒカリを収穫した後、8月頭にもち米の田植えを行い、 11月中旬に刈り取りをするとのことです。かつては二期作が多く行われていた地域で、昔ながらの二期作に再挑戦する姿には頭が下がります。
以前4年ほど前にお伺いしたときには、高齢化で有機たい肥などを撒くなどの作業がつらいとのお話しがありましたが、今回は、 後継者の方もいらっしゃっていて、これまでも元気な冨家ライスファミリーのみなさんが、今まで以上に元気に感じました。
今回、一部の田んぼではイネミズゾウムシの被害が出ていて、庄内協同ファームの斎藤さんと、対策について突っ込んだ意見交換をしていました。
周辺の水路には、ヤゴ、カワニナ、タニシ、川シジミなどがいて、ホタルや赤トンボが多くなっているという話を裏付けていました。

周辺のポジティブリスト対応については、JAがヘリなどの共同防除を中止したとのことです。

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写真1 川シジミ
写真2 イネミズの被害が一部に
写真3 穂が出た。
写真4 イネミズの対策について意見交換
写真5 集合写真

■村上信一郎さん(香南市・旧香我美町)
紙マルチでコシヒカリの無農薬栽培を続けている村上さん、今年で紙マルチ栽培をはじめて10年になりました。栽培面積は、 高齢化で周辺から栽培を依頼され、2年前1町5反だったのが、2町2反に増えました。すでに来年は3反の栽培依頼が来ているそうです。
村上さんは、紙マルチ栽培で草についてはまったく問題なく栽培を続けています。田植え後田んぼの中には一度も入らなくても草の害はなく、 イネもきれいに揃っています。
今年は、昨年までの白マルチから活性炭入りの黒マルチに変更しました。これは、地温を上げて初期の生育をよくするためです。
紙マルチの場合、ジャンボタニシは益ではなく害の方が大きくなりますが、 冬場に田んぼを乾かしてジャンボタニシが田んぼで越冬しないように心がけています。
この時期にはジャンボタニシが入っていますが、イネが大きくなってからなので問題ないようです。 村上さんの田んぼにはクモがたくさんいました。小さな虫を食べているのでしょう。
他の栽培は、以前のナスをやめ、今はオクラ栽培も行っています。

周辺のポジティブリスト対応については、ヘリや共同防除がなくなり、個人でやるように変わったようです。

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写真1 まもなく出る穂(幼穂)の状態を確認する村上さん
写真2 クモがイネの間に巣を張る
写真3 大きなジャンボタニシが沢から入ってくるが、イネは大きくなっている
写真4 集合写真

■田島邦雄さん(南国市)
肥育牛の飼育と養鶏、稲作を行う田島さんは、市会議員で、現在は人に頼まれて3町の田んぼを栽培しています。また、 肥育牛に使用するため稲わらを10町分ほど集めています。早場米の収穫後には、牧草としてエンバクの栽培も行っています。肥育牛は、 規模拡大の方向で、できるだけ地域の草や牧草、稲わらなどを使うように努力しています。
お米は無農薬栽培で、ジャンボタニシによる除草や米ぬかによる抑草をしています。しかし、草取りやヒエ取りは人手の作業となり、 ジャンボタニシがカラスにやられたり、オケラによって畦に穴が開けられたりと、面積拡大にともなって苦労が増えています。
しかし、お米は地産地消で地域の直売や地元のスーパー、産直での寿司屋さんの扱いなど、取り扱いは広がっています。
畜産と稲作の複合経営のため、畜産では無投薬、稲作でも無農薬で作業は大変でも、たい肥は自家製でできるなど、両方の良さをいかしています。
今回、田島さんには、特別天然記念物となっている土佐の尾長鶏を見せていただきました。保存会のメンバーとして尾長鶏を育てており、 散歩させているところだったのです。
産地訪問では、田んぼの話だけでなく、こうした生産者の様々な側面を見せていただけるため、よりお米が魅力的に感じます。

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写真1 長尾鶏
写真2 集合写真

■島岡幹夫さん(四万十町・旧窪川町)
この3月に、旧窪川町、旧大正町、旧十和村の3町が合併し、四万十川流域に四万十町ができました。もうひとつ、 2005年4月に旧中村市と旧西土佐村が合併して四万十市も誕生しています。
島岡さんは、旧窪川町の町会議長で、合併後も町会議員です。議会の終盤だったため、会えないかと思っていましたが、 昼の時間をあけてお話しを聞くことができました。
米は米ぬかのとろとろ層で防除、コシヒカリ1町2反に、酒米も1町栽培しています。
田んぼをやり、自然エネルギーをタイなどの農村に導入するボランティア活動など海外との交流も続けています。
お連れ合いの和子さん、後継者のご子息や、そのお連れ合いなどそれぞれが、地域の中で様々な活動(加工グループ、無農薬栽培、 ビオトープ作りなど)を続けられています。
今回、各生産者にお願いしたGM FREE ZONE 宣言についても、すでに地域グループで取り組み、看板も立てられていました。
元気いっぱいの島岡さんとの楽しく短いひとときでした。

ポジティブリスト対応についても、島岡さんの集落ではもともと共同防除などもなく、農薬散布も少ないので問題ないとのことです。

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写真1 窪川ではGM FREE ZONE の看板がありました。

■鬼頭昭憲さん(四万十町・旧窪川町)
島岡さんと同じ旧窪川町の鬼頭さんは、除草剤1回で、あきたこまちとコシヒカリを栽培しています。山間部の四万十町は、 刈り取りが8月になります。だからイネはこれから大きくなるところといった感じです。ポット苗を使っているので田植えは5月後半と遅めです。 今年は10日ぐらいの遅れがあります。「冬には例年以上に雨が降って、つゆになると今年は雨が少ない」と鬼頭さん。
高知では、畦を作業しやすいようコンクリートにしているところが多いのですが、窪川では普通の土畦が多く、鬼頭さんは、 虫対策のために週に1回ぐらいの割合で畦草刈りを行っています。
近所にはビオトープがあり、カエルやメダカなどたくさんの生きものがいます。 同じ水系の鬼頭さんの田んぼもオタマジャクシがたくさん泳いでいました。

ポジティブリスト対応については、地域ではショウガ栽培が多いため、ショウガ畑からイネへの飛散が懸念されるため、 JAが薬剤の規制などを行い、飛散についての注意を呼びかけているとのことです。

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写真1 集合写真。ここからは西山和明さんも同行。
写真2~4 ビオトープとカエルたち。

■西山和明さん(宿毛市)
ヒノヒカリを栽培しているのが西山さんです。昨年までアイガモを使った栽培方法をやっていましたが、昨年、 アイガモを入れたあとにすぐカラスなどの被害があり、2週間で田んぼから引き上げました。しかし、草が生えなかった田んぼがあったため、 今年はアイガモを中止し、土壌分析と発酵鶏糞などを活用した無農薬、無化学肥料栽培に取り組んでいます。草の中ではクログワイの発生が多く、 そこでは手作業で除草しています。時間をはかり、どれだけクログワイの球根がとれたかの数を数えて、作業労力を自分で計算しています。
現在の栽培方法ではジャンボタニシもイネの食害をするためにジャンボタニシも手で毎日のように取っています。
土壌や水管理の状態がいいところでは、イトミミズが田んぼの表面にたくさん発生しており、それによって草が抑えられています。 まるで田んぼが生きているようにたくさんのイトミミズがいました。
草がひどいところは、来年一部アイガモを入れることを考えながらも、土壌の状態や田んぼのありかた、イネの根の健康などを考えながら、 これからの無農薬栽培のあり方を模索しています。

周辺のポジティブリスト対応については、地域の変化はあまりないとのことです。

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写真1 草取りが大変な田んぼ
写真2 イトミミズががんばる田んぼ
写真3 看板を立てています
写真4 こういう根をつくっています
写真5 集合写真

■チョットいいかもクラブ(愛媛県愛南町・旧一本松町)
コシヒカリをアイガモ農法で取り組んでいるチョットいいかもクラブ。元気いっぱいの代表の二神作二郎さんは、今年からご子息が、 自営の事業を行いながら稲作もはじめています。そのため、今まで以上に元気があふれています。
さらには、平成15年の環境保全型農業推進コンクールでのブロック奨励賞に加え、今年は、大学、 地域の4年生の小学生たちと一緒に田んぼの生きもの調査の活動にも協力をはじめて、ますます、アイガモ農法に意気盛んです。もちろん、 小学校のアイガモ水田体験田も続いています。
デジタルカメラとパソコンを駆使して、手作りのメッセージチラシを作成し、直接お米を購入する方にはチラシを付けています。 75歳とは思えない明るく前向きなチャレンジ精神に、こちらも元気をもらいます。
もちろん、他のメンバーの方々も元気で現在も9人のメンバーが栽培を続けています。また、メンバー以外のアイガモも共同購入し、 周辺で6町840羽のアイガモが活躍しています。
ちなみに、一昨年挑戦していたコイ除草は、鳥がコイをおびやかすために思ったほどの成果がでなかったとのことです。

遺伝子組み換えの問題についても関心が高く、メンバーからは、遺伝子組み換えの現状についての質問も多くあり、 GM FREE ZONE運動についても、グループで取り組んでいただけることになりました。

ポジティブリスト対応について、地域のJAでは、野菜の農薬使用基準が厳しくなったり、今年までは無人ヘリの防除が行われるものの、 来年には中止されるのではないかとのことです。土づくりに力を入れることなど、地域も変わってきたとのことでした。

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写真1 雨の中アイガモがお出迎え
写真2 集合写真

●庄内協同ファーム 斎藤健一さん
斎藤健一さんは、水田のほかに、 アスパラガスやメロンなどを栽培しています。この時期は、ちょうどメロンにとって大切な時期であり、ずいぶん無理を言ってお願いしました。
庄内協同ファームは、数多くのメンバーが、様々な農法に取り組み、問題を共有してきた歴史があります。斎藤さんが同行していただいたことで、 イネミズゾウムシの問題やカメムシの問題について、貴重な意見交換ができたように思います。また、生きもの調べ、冬期湛水、 とろとろ層をつくる抑草方法の技術、アイガモ農法、紙マルチなど様々な農法について生産者同士が率直に意見交換をしていました。
斎藤さんにとっても、早場米でコシヒカリの生育状態が違うことを知ってはいましたが、「これほどまでに丈が短くて、きちんと穂ができるとは」 と、コシヒカリの順応性や稲作りの違い、多様性について実地で見ることであらためて実感したとのことです。
このほか、高知の多くでクロがコンクリートになっており、その幅が狭いこと、ぎりぎりまで栽培面積として作業を行っていることなどに地域性、 土地の違いを感じていました。
もちろん、ジャンボタニシの卵のショッキングピンク色は驚きです。
今後も、いろいろな場面で、生産者同士が、田んぼの前で意見交換する必要性を改めて感じました。


●最後に
2年に1回の高知確認会をはじめて4回目となります。8年経ち、いろんな変化が見られるようになりました。西山和さんがお亡くなりになり、 ご子息の和明さんが跡を継ぎながらも自分の農法を求めて頑張っています。故・ 西山和さんの縁で生まれたチョットいいかもクラブと西山和明さんの交流が確認会を通じてはじまっています。
門田さんは、以前に水害で田んぼや農機具が大きな被害を受けましたが、その苦労を乗り越えて、みごとな稲を育てていました。
高速道路が伸び、道は便利になりました。市町村合併でこれまでの名前がずいぶん変わりました。一方、山あいは耕作放棄地が確実に広がり、 山が少しずつ荒れているのが遠目にも分かります。これは高知だけではなく、日本全国どこでもの姿です。
8年経ち、8年分、年齢は重ねていますが、同時に、若い跡継ぎが各地で見られたことはうれしいことです。
毎年、台風や大雨などの被害がありますが、今年は、今のところ、豪雨や暴風の影響はないようです。早場米はまもなく収穫となります。 よい米ができるよう願うばかりです。(2006.7)

高生連の栽培方針

[ 2005年04月01日 ]

稲作内容
ナツヒカリ
コシヒカリ
あきたこまち
ヒノヒカリ
一部、キヌヒカリ、コガネニシキなど

高生連の生産者の作る米は、田植え時から収穫時まで、除草剤を含め一切の農薬を使わない無農薬米と、 原則として田植え時の除草剤1回のみの低農薬米の2種類です。病害虫多発時には農薬を1回使用することもあります。
 
土づくりや施肥の内容
土づくり…稲わらは燃やさず、全量を田んぼにすき込みます(ほぼ全員) 。土佐町など山間部では、山草を刈り積みしておき、収穫後、田に入れすき込みます。南国市の生産者は、収穫後すぐに牧草を作り、冬、 そのままたたき込む方がいます。野市町の生産者は、収穫後大豆を作り、12月はじめに収穫し、残さをすき込みます。各生産者とも冬場に牛糞、 鶏糞、堆肥、珪酸カルシウム、溶リンなどを田に入れ、貼るまでに2~3回耕しています。
元肥…元肥なしでスタートする人もありますが、油かす、魚粉、有機配合飼料、有機化成(有機と化成半々)肥料等を使っています。
追肥…引き続き、有機系肥料を控えめにやる人、即効の化成を使う人、まったく使わない人と様々です。
 
病害虫対策の内容
高生連生産者が心がけている三原則は、1)固くて丈夫な苗を作る。2)株間を開けた粗植で風通しをよくし、日当たりをよくする。3) 多収をねらって肥料をやりすぎると、有機肥料でも病気や虫を呼ぶし、食味も落とすので、肥料を控えに、収量を控えめでいく。

除草対策の内容
田んぼに早めに水を入れ、早めに代かきし、田の水草を一度生やし、田植え前もう一度軽く代かきすると、生えた草が浮いて流れ、 後の草の生え方が違う。   

手押し除草機、手作業の他、紙マルチ、鯉、合鴨、ジャンボタニシ、動力つき除草機の使用や、 飼料用アルファルファミールの田植え後2~3日後での全面散布による抑制などを行なっています。
低農薬米については、田植え後1週間頃1度だけ除草剤を使います。あとはえてくる草は無視するか、手でひろいます。 

高生連・松林直行の考え

[ 2005年04月01日 ]

(作成中)

高知県は山が多く、大きな川が何本もあり、農業用水は豊富できれいです。吉野川、仁淀川、四万十川など。
高知県は、気候温暖で、雨も多く、昔から米の二期作地帯で、早期栽培の古い歴史を持ちます。米あまりといわれる中、現在は一作だけです…。 3月下旬には田植えをして、7月終わり頃から新米の出荷がはじまります。

高生連 自己紹介

[ 2005年04月01日 ]

高生連
代表 松林直行(まつばやし なおゆき)

構成戸数 150戸
住所 高知県高知市若松町10-46

2004年産地確認会報告(高生連)

[ 2004年12月31日 ]

2004年6月23日から25日にかけて、高生連の産地確認会を行いました。

消費者として橋本明子さん、生産者として加茂有機米生産組合の石附健一さん、事務局の牧下、それに、 高生連の松林さんと米担当の星川さんが同行し、11産地と事務所を訪問しました。
 ちょうど台風6号が通り過ぎた後で、松林さんたちも、穂ばらみ期なので風にあおられていないかと、風の様子を心配していましたが、 幸いなことにコースがずれたため、どの生産者も、それほどの風ではなかったということで、一安心していました。今年は、 全般に生育が早く大体1週間は早めに穂が出そろい、稲刈りも早まりそうだということです。

(事務局:牧下圭貴)

 

■村上真一郎さん(香我美町)
村上真一郎さん

 紙マルチでコシヒカリを無農薬栽培しています。面積は1町5反。紙マルチはうまくいっているようで、草はまったくなく、 中干しまで田の中には一度も入らないそうです。畦草は月に1回刈り、いもち病がでそうなときだけ木酢を使うことにしています。 ジャンボタニシは入っていますが、冬場田んぼを乾かすので食害はないとのこと。周囲には、ザリガニがいたり、トンボが飛んでいました。
 田植えは4月15日で、すでに穂がでている稲もあり、1週間ほど早く、7月1日頃には穂揃いを迎えるとのことです。
 村上さんは減反していませんが、周囲の慣行栽培田んぼは、一部減反(額縁)、オクラ栽培に切りかえるなどしています。 遊ばせてコスモス畑にしている人もいるようです。
表示制度については、高生連の要請で、3年前に県の認証をとりましたが、シールなどは用意しませんでした。今後も、 認証をとるつもりはないとのことです。


■冨家ライスファミリー(野市町)


 以前はコシヒカリとナツヒカリを栽培していましたが、今は、ナツヒカリの流通量が減ったため、コシヒカリに切り替え、 植える時期をずらしています。栽培は、除草剤1回使用し、イモチ対策で殺菌剤を1回使用する場合があります。
 このグループの特徴は、裏作で大豆を栽培していることです。稲刈りする前に大豆を播種し、稲をマルチ代わりにしています。 大豆がよく取れた田んぼは、稲も収穫量が多く、大豆がとれなかった田んぼは、稲の収穫量も落ちるそうです。 大豆の根粒菌による窒素固定の力をみるようで興味深いエピソードです。田植えは4月5日頃からで、今年は生育が4~5日早く、 6月末には穂がそろうようです。
 近年ホタルが増えています。ホタルの幼虫のエサとなるゴーナ(カワニナ)が増えています。また、昨年から赤トンボが早くから飛ぶようになり、 シオカラトンボなども飛んでいました。
 高知県の8割減農薬農産物認証をとっていますが、シールなどの表示はしていません。 高生連のしおりにある生産者からのメッセージで十分だと考えています。



■田島邦雄さん・誠さん(南国市)
田島誠さん

 南国市の市議会議長でもある田島邦雄さんに代わって、農業4年目の田島誠さんに案内していただきました。肥育牛、養鶏も営む田島さんにとって、 過去2年間は厳しい日々でした。最近は、牛の市況が回復しましたが、同時に子牛の値段も上がっています。決して楽な状況ではありませんが、 誠さんは、飼料を自給し、薬を使わず、販売した肉や米などがどこにいき、誰が食べるのわかるようにしたい、頭数を増やしていき、 自家販売も拡大したいと畜産への夢を持っています。稲も、複合経営の一貫としてとらえており、 米と同時に稲わらがたくさんとれることも考えています。コシヒカリを栽培していますが、飼料米にも取り組んでいます。
 最近、区画整備が行われ、メダカが減ったそうです。しかし、スッポンが増えているとか。
 田島さんの稲は、米ぬかと機械除草、手取りによる無農薬栽培と、除草剤1回の低農薬栽培があります。その他の農薬は使わず、 田植えを粗植にして、日当たり、風当たりを良くし、肥料も最小限度にすることで健康な稲作りをしています。ジャンボタニシが増えているので、 稲を食べられないようにしながら、除草にも一役買ってもらっています。
 表示についてお聞きしたところ、誠さんは、ブランド価値としてはいいかも知れないが、記録をきちんとしていなければ、本当の意味はない。 それよりも、作物の質を上げて評価してもらう方がよいのではないかと考えています。



■門脇孝行さん(南国市)
門脇孝行さん

 農薬を使わない方がいいにこしたことはないが、農家の第一は「おいしい」作物づくりだと考える門脇さんです。米については、 除草剤1回を除いては、ずっと農薬を使わずにきました。品種はコシヒカリ。除草剤も、高知で一般的な4剤混合ではなく3剤混合を選んでいます。 今も、無農薬栽培にも挑戦しています。最近は、ヤカラというヒエにも似たイネ科の草が増え、これはジャンボタニシでも食べないため、 手取り作業が大変です。
 家の裏の斜面にある田んぼでは、水口の水が冷たいところでジャンボタニシにイネが少し食べられていました。トンボが多く飛んでいましたが、 何年かに一度は大発生するそうで、今年は秋が早いかも知れないとのことでした。
 表示基準については、県の8割減農薬認証は受けていますが、シールはつけていません。経営の主力のピーマンについては、 個包装のため特別栽培表示をしているそうです。



■門田理博さん(南国市)
門田理博さん

 2町歩を無農薬栽培している門田さん。品種はコシヒカリです。田植え後に米ぬかを入れ、抑草しています。また、 ジャンボタニシも除草に役立っています。しかし、水口あたりは、ジャンボタニシに食べられ2回ほど植え直したとか。 今も分けつ部分はやわらかいために少し食べられています。ジャンボタニシは増えすぎると田を干し上げて減らします。 水の管理が大変だということでした。
 今年はシラサギが少ないそうですが、ツチガエルとアマガエルはたくさんいました。トノサマガエルは今年これまでに10匹ぐらいは見たそうです。
 表示制度については、基本を「顔の見える関係」においているので、関係ないと考えています。ウソのつけるような表示ではなく、消費者に、 栽培などのこだわりについてもきちんと伝えたいとのことです。
 2年前には、地域の畑作でヨトウムシが発生していて、農薬ではなく、フェロモントラップを地域ぐるみで普及させていましたが、 ヨトウムシが減ったため、今はやらなくてよくなったそうです。
 門田さんの地域は、減反する人がほとんどおらず、皆、米を栽培し、中には、地力回復のため牧草を栽培している人もいるとのことでした。



■西村昭夫さん(南国市)
西村昭夫さん

 コシヒカリの無農薬栽培をしている西村昭夫さんです。ポット苗を作り、背の高い健康な苗を植えます。すでに穂が出そろっていて、 周囲の慣行栽培とは姿がまったく違っています。「スズメが毎年一番にやってくる田んぼだ」とのこと。水はけの良い土のため、 水はずっと張りっぱなしです。除草は、刈り取り後に耕耘を何度もやって草の根を切り、田植え前に2回代かきして、さらに、 米ぬかと光合成菌を田植え後に入れ、深水管理で草が発芽できないようにしています。米ぬかは、小粒のペレットができたことで、 散布がとても楽になり、効果も上がったようです。ジャンボタニシもいて、除草の役に立っているとのことでした。
 光合成菌と自家製フラボノイド、ケイ酸土を3回散布し、イネを固く、強く育てて病虫害を防ぎます。フラボノイドは、イネの余り苗、竹の子 (ハチク)、松の新芽、黒砂糖やにがりを入れたものです。
 やっかいなイネミズゾウムシは、風で田んぼの水がかたよった時に、コンクリートの畦に集まるので、そこをバーナーで焼いていました。
 西村さんは、毎回お話を伺うたびに、作業記録などを記録したノートを持参されます。そして、 バケツ田んぼをこしらえて自家製資材の効果を比較したり、田んぼでも区画を区切って資材の効果を実験するなど、 今も工夫と実験と実践を繰り返しています。
 表示制度については、特別栽培にしても高知県の認証制度にしても、制度がよく変わり、結局は机上の理屈に過ぎないと、矛盾を指摘されました。


■島岡幹夫さん(窪川町)


 窪川ジャガイモクラブの島岡さんは、窪川町の議会議長でもあります。 「減反裁判の原告をやっていた人間が、県の農業関係の会合に出るとなかなかおもしろい」と島岡さん。2年ぶりに訪ねてみると、 作業小屋が新しくなっていて、屋根一面が太陽光発電パネルになっていました。晴れた日だと3キロワットは発電できるそうで、 余った電力は四国電力に販売しています。窪川町で最初の太陽光発電です。原発反対運動を長くされており、電力会社の方から 「まさか島岡さんから電力を買う時代が来るとは」と言われたとか。
 6年前に酪農をやめてから残ったたい肥を使っていましたが、それもほぼなくなったため、今は、 JAのたい肥センターがつくるたい肥を入れています。また、コイン精米機の米ぬかを入れていますが、最近ヒエが増えています。 米ぬかに混ざっていたのではと島岡さんは考えています。栽培品種は、コシヒカリ、ヒノヒカリに、サイワイモチ、 酒米のヤマダニシキも栽培しています。除草については、稲刈りした日が一番田が乾いているので、まず、耕耘し、たい肥も入れて、 それから何度か耕耘しています。地域では、大規模な大豆への転作が進んでいますが、島岡さんは今も減反や転作せず、米を栽培しています。一方で、 島岡和子さんを中心に6人の女性が納豆クラブをつくり、自分たちの小さな大豆畑で大豆を栽培し、それを納豆にして販売しています。 試食しましたが、豆の香りのしっかりするおいしい納豆でした。
 表示制度についは、そもそも、無農薬栽培や有機栽培は25年前からやっていることで、あとから、 農水省や高知県などが言っていることにすぎないと考えています。



■鬼頭昭憲さん(窪川町)


 鬼頭さんも窪川ジャガイモクラブの一員です。栽培している品種は「あきたこまち」で、「一番作りやすい」とのこと。 だいたい1反あたり9俵はとれるということです。農薬は、初期除草剤1回のみで、草が生えて稲に影響する場合のみ、手取り除草しています。 イネミズゾウムシの被害については、できるだけ遅めに田植えをすることと、被害があっても、水口の冷たい場所ぐらいであり、虫との共存で 「残ったものを収穫する」という考えに立っており、特に何もしていません。カメムシについても、「米粒の黒点がつくのはあたりまえで、 農薬を使わないことを消費者には理解して欲しい」ということでした。
 表示制度については、高知の認証をとっていますが、シールでの表示はしていません。高知の認証をとると、確認に来てくれるので、 その点は評価していますが、表示については、生産者のそれぞれの特徴が表現しきれないため、 高生連がやっているひとりひとりの名前とメッセージをつける方式がよいと考えています。
 島岡さんと鬼頭さんの田んぼの近くには、ビオトープができています。地域の人たちが自分たちで計画し、手を入れてきたビオトープで、 たくさんの生き物がいるすてきな空間になっていました。島岡さんの山際の田んぼでは、池から田んぼに入る水口のところに、 小さな池があってそこに子どもたちが来て、イモリを触ったりしているそうです。地域での環境学習や環境保全にも取り組まれています。



■井上次男さん(窪川町)


 窪川ジャガイモクラブの一員ですが、より山際に入ったところに井上さんの田んぼはあります。周辺は、ヒノヒカリが増えてきましたが、 井上さんはあきたこまちを栽培しています。早稲品種であることで、カメムシやニカメイチュウの被害を避けられることから選んでいます。もともと、 原発の反対運動をはじめ、その流れで農薬を使わない農業にも取組みはじめた井上さんは、牛も飼っていて、動物との共生を考えています。 田んぼには、野ウサギやイノシシが入ってきます。周囲にも田んぼはあるのですが、必ず井上さんの田んぼに来て、 イノシシが実ったイネを食べに来るそうです。明け方が多く、そのたびに、竹を持って追い払いに来ているとか。イノシシは、 ミミズや実ったイネを食べています。
 カメムシは昨年多く発生し、ウンカやイモチによる被害もありますが、イネをできるだけ固く育てることで被害を減らそうとしています。 ただニカメイチュウには手を焼いています。イモチ対策は、米酢を希釈して散布しています。
 表示については、近辺に普通作の田んぼなどがあり、もし水や土が汚染されていて残留農薬が出たときのことを考えると自分が無農薬栽培でも 「無農薬」とは表示したくない。だから、表示は考えておらず、高生連のような形で、しおりを入れるのがよいとのことです。



■西山和明さん(宿毛市)


 西山和さんが昨年お亡くなりになりました。今は、ご子息の和明さんが、合鴨農法を継ぎ、米作りをしています。
 今年はアイガモがカラスに15羽ほど食べられました。最近は、家庭の生ごみをカラスよけのネットで防いでいるため、 カラスも必死に合鴨を狙っているようです。そこで、田んぼにテグスを張り、周囲にも野犬よけもしています。
 アイガモは、鳥のガーガーという音を出すおもちゃを使って慣らしてあります。この音が聞こえると、アイガモたちが一斉に寄ってきます。 昨年のアイガモも「かわいいから」少し残してあって、一緒に行動していました。
 米ぬか除草にも取組みましたが、ホタルイなどが多く手取り作業がとてもかかっています。しかし、ヤゴ、オタマジャクシ、 イトミミズなど生き物は多く出ているそうです。ツバメやオニヤンマ、ギンヤンマなどが空を飛んでいました。
 川からコイを釣ってきて、虫対策の実験をしたり、裸足で田んぼに入り、土の変化や昆虫や水生動物について観察したりもしています。 「昆虫などは子どもの頃から好きですから」と、西山さん。
 病虫害対策については、竹炭、にんにく、唐辛子に、生にんにくをさらに足して散布し、カメムシ対策をするなど工夫しています。


■チョットいいかもクラブ (愛媛県一本松町)


 現在9人で7~10町をアイガモ農法で栽培しています。品種はコシヒカリ。農水省の環境保全型農業の実践例として愛媛県代表となり、 奨励賞をとったとのことで、ますます注目度が高くなっています。今ではグループ全体で1000羽のアイガモを購入し、除草、虫対策にしています。 しかし、ヒエにはなかかな困っているようです。また、カラス、キツネの被害もあります。
 近くの小学校では、小学校5年生が学校田としてアイガモ農法を続けており、グループの山本さんが10年ほど、それから、 代表の二神さんが今は先生として教えています。学校田は餅米を作り、行事の時に食べるそうです。
近辺でも、比較的若い生産者がアイガモ農法を本格的にはじめており、地域の広がりも出ています。
 二神さんは、今年、コイ除草の実験もはじめました。
 同行した加茂有機米生産組合の石附健一さんがインターネットでの米産直をやっていると聞き、 数年前にパソコンをはじめたという73歳の二神さんは、「もっと私が若かったら」と、うらやましがっていました。 この二神さんの情熱がチョットいいかもクラブを動かし、地域に良い影響を与えているのだと思います。


■高生連事務所(高知市)


 今回一緒に回ったのは、星川さんと松林さんです。星川さんが、米の担当で集荷、精米などの責任者として働いています。今は、 精米するお米がほとんどない時期ですが、あと1カ月もすると、星川さんにとって一番忙しい時期がやってきます。
「とにかく、掃除をきちんとすることに心がけています」と星川さん。生産者別、精米方法別に分け、 それぞれの袋に生産者のメッセージを入れながら、異物混入を避けるためには、まずは掃除と整頓だといいます。星川さんは、石附さんから、 玄米の色選方法について実際に機械を操作しながら情報交換していました。「できれば、時間をとって、提携米の各産地を回り、 精米方法などについて学びたい」と星川さん。この努力が、高生連の米の品質を向上させています。

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