2006年産地確認会報告(高生連)
[ 2006年09月11日 ]
2006年産地確認会報告(高生連)
2006年6月28日~30日にかけて、高生連の産地確認会を行いました。
今回は、生産者に山形県の庄内協同ファーム・斎藤健一さん、消費者として代表の橋本明子さん、事務局の須佐さん、牧下が参加。 高生連の松林さんと星川さんが案内役として参加し、10産地と事務所を訪問しました。
一昨年の2004年は、6月23日からの訪問で、例年より1週間早い育ち具合でしたが、 台風6号が通り過ぎた後で少々心配していた時期でした。今年は一昨年とは逆に、1週間程度遅れている状態でした。 春先から4月の低温や5月の日照不足が影響しているようです。しかし、その後も天気は、不安定ながらも高温になっており、 早場米は穂が出はじめていました。
今回は、今年の春から導入された農薬の残留についてのポジティブリスト制について、
地域がどのような対応をしているかについてうかがいました。
また、遺伝子組み換えイネの研究が国内で進んでいることを受けて、「遺伝子組み換え作物は植えません」
という宣言をするGM FREE ZONE運動についても、説明して宣言の協力と看板の掲示をお願いしました。
すべての産地で運動に協力していただけました。
(事務局:牧下圭貴)
■門田理博さん(南国市)
無農薬でコシヒカリを栽培する門田さん。この日もひえぬき中でした毎日ひえぬきに入っているそうです。「植物は人の足音を聞いて育つ」
と門田さんのお祖母様が語っていたのを思い出します、と門田さん。
門田さんの田んぼは、秋に水を引き込んで草を発芽させ、それを2回すき混みます。12月には米ぬかを入れて耕起しておき、1月にも耕起。
春も早くに水を入れてジャンボタニシの動きを活発にしてから4月の田植えに備えます。
ジャンボタニシを除草に使うので、田んぼを均等にすることには気を配ります。深水のところができるとそこの稲が食害を受けるからです。
そういう場所ができると、ジャンボタニシを手で拾って、コイのエサにしていますす。
田植え後は、米ぬかを散布して、抑草。それでもひえぬきは必要です。
秋にはトノサマガエルを守るため、
エアガンを持ってシラサギを空砲で追い払いながら作業をするという門田さんの田んぼは国分川のそばにあります。メダカが大量発生し、
トンボも無数に飛んでいました。タヌキやイタチ、キジなども見られ、田んぼには真新しいタヌキかイタチのような足跡もついていました。
門田さんは、国分川をきれいにする会の会長で、毎年、河川敷の柴刈り、柴焼きを7kmに渡って行っています。
イモチが出たら木酢液、体調が悪いからと柿酢を手作りして自分で飲むと、稲にも自分にも自然の力を使うのが門田さん流です。
ポジティブリストについて今年から農薬残留に関するポジティブリストが導入されましたが、 門田さんの周辺ではまわりが農薬散布をあまりしていないこととしている人も粒剤か液剤なので、飛散を心配している人はあまりいないようです。




写真1 抜かれたヒエ
写真2 タヌキ?の足跡
写真3 集合写真
写真4 国分川の土手にて。右が川、左が田んぼ
■西村昭夫さん(南国市)
無農薬でコシヒカリを栽培する西村さんは、
ポット苗を使用しています。毎回、稲作についての深くて詳しいお話しを聞くことができます。「1年1回のことだから、
毎年の稲作をこれでいいと満足はしない」という西村さん、食味が良く、歩留まりのよい米になるような稲作りを今も追求しています。
今回は、苗踏みのお話しを聞きました。塩水選と温湯消毒(お湯につけてイネの病原菌を殺す)によって、
種子や苗作りでの農薬使用をしないようにしています。また、ポット苗は一般の苗よりも背が高く大きく育ってから田植えをします。
そこで均一に芽を出させるために、ちょっと育ったところで苗床に板を敷いて、その上を西村さんが絶妙の間隔で踏んでいくそうです。これは、
麦踏みなどと同じ作用です。苗の状態を見ながら、踏むタイミングを図るそうです。
ジャンボタニシを活用しての除草や、イネのあまり苗、タケノコ、松の新芽などと光合成菌を使っての手作りの溶液で、
イネを健康にする西村さんの稲作りは、今回も健在で、早くも穂が揃いはじめており、すくすくと育っていました。
ポジティブリスト制の導入について、近年回りの田んぼは箱粒剤による農薬散布になっており、散布器を使っているのは、 農薬を使っていない西村さんが、手作りの溶液を散布する光景ぐらいだということです。



写真1 稲の花
写真2 穂がそろいはじめた
写真3 集合写真
■門脇孝行さん(南国市)
「土佐レッド」というカラーピーマンがあります。南国市周辺で数人だけが栽培している独自品種で、生で食べても甘い肉厚のピーマンです。
門脇さんは、農薬散布回数をぎりぎりまで抑えながら、土佐レッドを栽培する生産者です。
土佐レッドの味や魅力を知っている人には高い評価を受けていますが、
なかなか一般のパプリカとの違いが分かってもらえないとの苦労があります。
その門脇さんは、イネ作りも、無農薬および除草剤1回から無農薬に切り替えました。米ぬか散布によるとろとろ層づくりや、
ジャンボタニシによる除草など、除草剤を使わずにできる栽培方法を模索しています。今年はジャンボタニシで一部食害を受けました。来年も、
もう少し工夫してジャンボタニシとのつきあいを考えるようにしたいとのことです。
イネが終わると、地力をつけるためにエンバクを育てるなど、自分がつくる作物については、「味」の良さを追求する門脇さんです。
その門脇さんは、今年はすでに30度を超える日が何日かあり、「以前、高知は30度を超す日が夏中でほんの数日しかなかった。最近は、
7月から30度を超えることがあり、高温傾向が心配」だといいます。
作物は、温度や日照など様々な要因で味や出来具合が変わるため、生産者は小さな変化にも敏感になるとあらためて思います。
ポジティブリストについては、ご自身の田や畑は他と離れており問題ないとのことです。また、飛散の問題は地域でもこれまでなく、 地域全体にハウルや路地とも農薬の使用が減っているので影響はないだろうとのことです。


写真1 集合写真
写真2 水口がイネミズゾウムシに食べられた(右手の青色が土佐レッドのハウス)
■冨家ライスファミリー(香南市・旧野市町)
コシヒカリを除草剤1回で栽培し、イモチ等の病気対策で必要に応じて殺菌剤(粒剤)を1度使用する栽培をしています。
冨家ライスファミリーは、イネの収穫前に大豆をまき、裏作で大豆栽培をしていることで、提携米ネットワークでも注目の産地ですが、最近、
メンバーの藤村さんは、二期作をしています。早場米のコシヒカリを収穫した後、8月頭にもち米の田植えを行い、
11月中旬に刈り取りをするとのことです。かつては二期作が多く行われていた地域で、昔ながらの二期作に再挑戦する姿には頭が下がります。
以前4年ほど前にお伺いしたときには、高齢化で有機たい肥などを撒くなどの作業がつらいとのお話しがありましたが、今回は、
後継者の方もいらっしゃっていて、これまでも元気な冨家ライスファミリーのみなさんが、今まで以上に元気に感じました。
今回、一部の田んぼではイネミズゾウムシの被害が出ていて、庄内協同ファームの斎藤さんと、対策について突っ込んだ意見交換をしていました。
周辺の水路には、ヤゴ、カワニナ、タニシ、川シジミなどがいて、ホタルや赤トンボが多くなっているという話を裏付けていました。
周辺のポジティブリスト対応については、JAがヘリなどの共同防除を中止したとのことです。





写真1 川シジミ
写真2 イネミズの被害が一部に
写真3 穂が出た。
写真4 イネミズの対策について意見交換
写真5 集合写真
■村上信一郎さん(香南市・旧香我美町)
紙マルチでコシヒカリの無農薬栽培を続けている村上さん、今年で紙マルチ栽培をはじめて10年になりました。栽培面積は、
高齢化で周辺から栽培を依頼され、2年前1町5反だったのが、2町2反に増えました。すでに来年は3反の栽培依頼が来ているそうです。
村上さんは、紙マルチ栽培で草についてはまったく問題なく栽培を続けています。田植え後田んぼの中には一度も入らなくても草の害はなく、
イネもきれいに揃っています。
今年は、昨年までの白マルチから活性炭入りの黒マルチに変更しました。これは、地温を上げて初期の生育をよくするためです。
紙マルチの場合、ジャンボタニシは益ではなく害の方が大きくなりますが、
冬場に田んぼを乾かしてジャンボタニシが田んぼで越冬しないように心がけています。
この時期にはジャンボタニシが入っていますが、イネが大きくなってからなので問題ないようです。
村上さんの田んぼにはクモがたくさんいました。小さな虫を食べているのでしょう。
他の栽培は、以前のナスをやめ、今はオクラ栽培も行っています。
周辺のポジティブリスト対応については、ヘリや共同防除がなくなり、個人でやるように変わったようです。




写真1 まもなく出る穂(幼穂)の状態を確認する村上さん
写真2 クモがイネの間に巣を張る
写真3 大きなジャンボタニシが沢から入ってくるが、イネは大きくなっている
写真4 集合写真
■田島邦雄さん(南国市)
肥育牛の飼育と養鶏、稲作を行う田島さんは、市会議員で、現在は人に頼まれて3町の田んぼを栽培しています。また、
肥育牛に使用するため稲わらを10町分ほど集めています。早場米の収穫後には、牧草としてエンバクの栽培も行っています。肥育牛は、
規模拡大の方向で、できるだけ地域の草や牧草、稲わらなどを使うように努力しています。
お米は無農薬栽培で、ジャンボタニシによる除草や米ぬかによる抑草をしています。しかし、草取りやヒエ取りは人手の作業となり、
ジャンボタニシがカラスにやられたり、オケラによって畦に穴が開けられたりと、面積拡大にともなって苦労が増えています。
しかし、お米は地産地消で地域の直売や地元のスーパー、産直での寿司屋さんの扱いなど、取り扱いは広がっています。
畜産と稲作の複合経営のため、畜産では無投薬、稲作でも無農薬で作業は大変でも、たい肥は自家製でできるなど、両方の良さをいかしています。
今回、田島さんには、特別天然記念物となっている土佐の尾長鶏を見せていただきました。保存会のメンバーとして尾長鶏を育てており、
散歩させているところだったのです。
産地訪問では、田んぼの話だけでなく、こうした生産者の様々な側面を見せていただけるため、よりお米が魅力的に感じます。


写真1 長尾鶏
写真2 集合写真
■島岡幹夫さん(四万十町・旧窪川町)
この3月に、旧窪川町、旧大正町、旧十和村の3町が合併し、四万十川流域に四万十町ができました。もうひとつ、
2005年4月に旧中村市と旧西土佐村が合併して四万十市も誕生しています。
島岡さんは、旧窪川町の町会議長で、合併後も町会議員です。議会の終盤だったため、会えないかと思っていましたが、
昼の時間をあけてお話しを聞くことができました。
米は米ぬかのとろとろ層で防除、コシヒカリ1町2反に、酒米も1町栽培しています。
田んぼをやり、自然エネルギーをタイなどの農村に導入するボランティア活動など海外との交流も続けています。
お連れ合いの和子さん、後継者のご子息や、そのお連れ合いなどそれぞれが、地域の中で様々な活動(加工グループ、無農薬栽培、
ビオトープ作りなど)を続けられています。
今回、各生産者にお願いしたGM FREE ZONE 宣言についても、すでに地域グループで取り組み、看板も立てられていました。
元気いっぱいの島岡さんとの楽しく短いひとときでした。
ポジティブリスト対応についても、島岡さんの集落ではもともと共同防除などもなく、農薬散布も少ないので問題ないとのことです。

写真1 窪川ではGM FREE ZONE の看板がありました。
■鬼頭昭憲さん(四万十町・旧窪川町)
島岡さんと同じ旧窪川町の鬼頭さんは、除草剤1回で、あきたこまちとコシヒカリを栽培しています。山間部の四万十町は、
刈り取りが8月になります。だからイネはこれから大きくなるところといった感じです。ポット苗を使っているので田植えは5月後半と遅めです。
今年は10日ぐらいの遅れがあります。「冬には例年以上に雨が降って、つゆになると今年は雨が少ない」と鬼頭さん。
高知では、畦を作業しやすいようコンクリートにしているところが多いのですが、窪川では普通の土畦が多く、鬼頭さんは、
虫対策のために週に1回ぐらいの割合で畦草刈りを行っています。
近所にはビオトープがあり、カエルやメダカなどたくさんの生きものがいます。
同じ水系の鬼頭さんの田んぼもオタマジャクシがたくさん泳いでいました。
ポジティブリスト対応については、地域ではショウガ栽培が多いため、ショウガ畑からイネへの飛散が懸念されるため、 JAが薬剤の規制などを行い、飛散についての注意を呼びかけているとのことです。




写真1 集合写真。ここからは西山和明さんも同行。
写真2~4 ビオトープとカエルたち。
■西山和明さん(宿毛市)
ヒノヒカリを栽培しているのが西山さんです。昨年までアイガモを使った栽培方法をやっていましたが、昨年、
アイガモを入れたあとにすぐカラスなどの被害があり、2週間で田んぼから引き上げました。しかし、草が生えなかった田んぼがあったため、
今年はアイガモを中止し、土壌分析と発酵鶏糞などを活用した無農薬、無化学肥料栽培に取り組んでいます。草の中ではクログワイの発生が多く、
そこでは手作業で除草しています。時間をはかり、どれだけクログワイの球根がとれたかの数を数えて、作業労力を自分で計算しています。
現在の栽培方法ではジャンボタニシもイネの食害をするためにジャンボタニシも手で毎日のように取っています。
土壌や水管理の状態がいいところでは、イトミミズが田んぼの表面にたくさん発生しており、それによって草が抑えられています。
まるで田んぼが生きているようにたくさんのイトミミズがいました。
草がひどいところは、来年一部アイガモを入れることを考えながらも、土壌の状態や田んぼのありかた、イネの根の健康などを考えながら、
これからの無農薬栽培のあり方を模索しています。
周辺のポジティブリスト対応については、地域の変化はあまりないとのことです。





写真1 草取りが大変な田んぼ
写真2 イトミミズががんばる田んぼ
写真3 看板を立てています
写真4 こういう根をつくっています
写真5 集合写真
■チョットいいかもクラブ(愛媛県愛南町・旧一本松町)
コシヒカリをアイガモ農法で取り組んでいるチョットいいかもクラブ。元気いっぱいの代表の二神作二郎さんは、今年からご子息が、
自営の事業を行いながら稲作もはじめています。そのため、今まで以上に元気があふれています。
さらには、平成15年の環境保全型農業推進コンクールでのブロック奨励賞に加え、今年は、大学、
地域の4年生の小学生たちと一緒に田んぼの生きもの調査の活動にも協力をはじめて、ますます、アイガモ農法に意気盛んです。もちろん、
小学校のアイガモ水田体験田も続いています。
デジタルカメラとパソコンを駆使して、手作りのメッセージチラシを作成し、直接お米を購入する方にはチラシを付けています。
75歳とは思えない明るく前向きなチャレンジ精神に、こちらも元気をもらいます。
もちろん、他のメンバーの方々も元気で現在も9人のメンバーが栽培を続けています。また、メンバー以外のアイガモも共同購入し、
周辺で6町840羽のアイガモが活躍しています。
ちなみに、一昨年挑戦していたコイ除草は、鳥がコイをおびやかすために思ったほどの成果がでなかったとのことです。
遺伝子組み換えの問題についても関心が高く、メンバーからは、遺伝子組み換えの現状についての質問も多くあり、 GM FREE ZONE運動についても、グループで取り組んでいただけることになりました。
ポジティブリスト対応について、地域のJAでは、野菜の農薬使用基準が厳しくなったり、今年までは無人ヘリの防除が行われるものの、 来年には中止されるのではないかとのことです。土づくりに力を入れることなど、地域も変わってきたとのことでした。


写真1 雨の中アイガモがお出迎え
写真2 集合写真
●庄内協同ファーム 斎藤健一さん
斎藤健一さんは、水田のほかに、
アスパラガスやメロンなどを栽培しています。この時期は、ちょうどメロンにとって大切な時期であり、ずいぶん無理を言ってお願いしました。
庄内協同ファームは、数多くのメンバーが、様々な農法に取り組み、問題を共有してきた歴史があります。斎藤さんが同行していただいたことで、
イネミズゾウムシの問題やカメムシの問題について、貴重な意見交換ができたように思います。また、生きもの調べ、冬期湛水、
とろとろ層をつくる抑草方法の技術、アイガモ農法、紙マルチなど様々な農法について生産者同士が率直に意見交換をしていました。
斎藤さんにとっても、早場米でコシヒカリの生育状態が違うことを知ってはいましたが、「これほどまでに丈が短くて、きちんと穂ができるとは」
と、コシヒカリの順応性や稲作りの違い、多様性について実地で見ることであらためて実感したとのことです。
このほか、高知の多くでクロがコンクリートになっており、その幅が狭いこと、ぎりぎりまで栽培面積として作業を行っていることなどに地域性、
土地の違いを感じていました。
もちろん、ジャンボタニシの卵のショッキングピンク色は驚きです。
今後も、いろいろな場面で、生産者同士が、田んぼの前で意見交換する必要性を改めて感じました。
●最後に
2年に1回の高知確認会をはじめて4回目となります。8年経ち、いろんな変化が見られるようになりました。西山和さんがお亡くなりになり、
ご子息の和明さんが跡を継ぎながらも自分の農法を求めて頑張っています。故・
西山和さんの縁で生まれたチョットいいかもクラブと西山和明さんの交流が確認会を通じてはじまっています。
門田さんは、以前に水害で田んぼや農機具が大きな被害を受けましたが、その苦労を乗り越えて、みごとな稲を育てていました。
高速道路が伸び、道は便利になりました。市町村合併でこれまでの名前がずいぶん変わりました。一方、山あいは耕作放棄地が確実に広がり、
山が少しずつ荒れているのが遠目にも分かります。これは高知だけではなく、日本全国どこでもの姿です。
8年経ち、8年分、年齢は重ねていますが、同時に、若い跡継ぎが各地で見られたことはうれしいことです。
毎年、台風や大雨などの被害がありますが、今年は、今のところ、豪雨や暴風の影響はないようです。早場米はまもなく収穫となります。
よい米ができるよう願うばかりです。(2006.7)
高生連の栽培方針
[ 2005年04月01日 ]
稲作内容
ナツヒカリ
コシヒカリ
あきたこまち
ヒノヒカリ
一部、キヌヒカリ、コガネニシキなど
高生連の生産者の作る米は、田植え時から収穫時まで、除草剤を含め一切の農薬を使わない無農薬米と、
原則として田植え時の除草剤1回のみの低農薬米の2種類です。病害虫多発時には農薬を1回使用することもあります。
土づくりや施肥の内容
土づくり…稲わらは燃やさず、全量を田んぼにすき込みます(ほぼ全員)
。土佐町など山間部では、山草を刈り積みしておき、収穫後、田に入れすき込みます。南国市の生産者は、収穫後すぐに牧草を作り、冬、
そのままたたき込む方がいます。野市町の生産者は、収穫後大豆を作り、12月はじめに収穫し、残さをすき込みます。各生産者とも冬場に牛糞、
鶏糞、堆肥、珪酸カルシウム、溶リンなどを田に入れ、貼るまでに2~3回耕しています。
元肥…元肥なしでスタートする人もありますが、油かす、魚粉、有機配合飼料、有機化成(有機と化成半々)肥料等を使っています。
追肥…引き続き、有機系肥料を控えめにやる人、即効の化成を使う人、まったく使わない人と様々です。
病害虫対策の内容
高生連生産者が心がけている三原則は、1)固くて丈夫な苗を作る。2)株間を開けた粗植で風通しをよくし、日当たりをよくする。3)
多収をねらって肥料をやりすぎると、有機肥料でも病気や虫を呼ぶし、食味も落とすので、肥料を控えに、収量を控えめでいく。
除草対策の内容
田んぼに早めに水を入れ、早めに代かきし、田の水草を一度生やし、田植え前もう一度軽く代かきすると、生えた草が浮いて流れ、
後の草の生え方が違う。
手押し除草機、手作業の他、紙マルチ、鯉、合鴨、ジャンボタニシ、動力つき除草機の使用や、
飼料用アルファルファミールの田植え後2~3日後での全面散布による抑制などを行なっています。
低農薬米については、田植え後1週間頃1度だけ除草剤を使います。あとはえてくる草は無視するか、手でひろいます。
高生連・松林直行の考え
[ 2005年04月01日 ]
(作成中)
高知県は山が多く、大きな川が何本もあり、農業用水は豊富できれいです。吉野川、仁淀川、四万十川など。
高知県は、気候温暖で、雨も多く、昔から米の二期作地帯で、早期栽培の古い歴史を持ちます。米あまりといわれる中、現在は一作だけです…。
3月下旬には田植えをして、7月終わり頃から新米の出荷がはじまります。
高生連 自己紹介
[ 2005年04月01日 ]

高生連
代表 松林直行(まつばやし なおゆき)
構成戸数 150戸
住所 高知県高知市若松町10-46
2004年産地確認会報告(高生連)
[ 2004年12月31日 ]





















