提携米ネットワーク解散と提携米研究会設立について
提携米ネットワークは、2008年1月の総会において解散を決議し、今日的課題の解決のため、 新たな組織体制にて運動を継続することとしました。
新体制は、提携米研究会として2008年4月に立ち上げる予定です。
提携米研究会ホームページ
提携米ネットワーク ホームページは、提携米研究会立ち上げ以降、アーカイブとして残す部分を除き、削除、閉鎖してまいります。
2006年確認会 ライスロッヂ大潟・黒瀬農舎
[ 2006年09月11日 黒瀬農舎 ]
ライスロッヂ大潟・黒瀬農舎(秋田県大潟村)
訪問者:加藤慎吾、須佐武美、清水淳一、牧下圭貴
8月30日に訪問しました。新潟から秋田まで、いずれの産地でも稲の揃いはよく、今年は安定した収量が望めそうです。
ライスロッヂ大潟では、今年から栽培計画・報告の書式を少し変え、より分かりやすく、書き入れやすく工夫をしました。
大潟村では長年、大潟村を取り巻く八郎湖の残存湖の水質悪化が問題になっています。残存湖には秋田県各地の川が注ぎ込んでおり、
その生活排水や大潟村の生活排水が流れるため、富栄養化がすすみ、アオコの発生などが見られるからです。そこで、メンバーの中には、
馬場目川の上流部にブナを植える会の中心的存在として秋田県の森を再生する活動を続けるなどの地道な取り組みをしています。今回は、
大潟村水道水検討委員会が設置した水質浄化のテスト(緩速ろ過装置)を見せていただきました。土壌、
微生物などを活用して水質を浄化しようというテストです。これがうまくいけば、富栄養化の進行を止めることができるかも知れません。

※確認会では、ほ場だけ確認した方もいますが、ここではお会いした方だけを掲載します。
(桜井義忠さん)


無農薬、除草剤1回の減農薬であきたこまちを栽培しています。無農薬は連続10年以上の田んぼですが、ヒエを極力抑えるために、
田植え後できるだけ早く機械除草に入るようしているそうです。また深水管理や田んぼを平らにすることでの抑草にも心がけています。
機械除草機を3回入れ、手取りも欠かせません。来年のために今年種を残さないように、と、
収穫後の秋になってから田んぼに残っているコナギを手で取り除いています。
大潟村は、入植当時からしばらくはイヌビエが多かったのですが、最近はふつうのヒエが増えたようです。
収穫は、9月25日頃からを予定しています。
(花塚昭さん)

無農薬と除草剤1回の減農薬栽培であきたこまちを栽培しています。大潟村では田んぼの面積が広く、
ひとり15町歩以上の田んぼを栽培しています。そのため、無農薬栽培での除草は誰にとっても大きな課題です。花塚さんは、代かきを3回、
ていねいに行うことでまず、草の種の量を減らし、その後、機械除草3回、人手を入れての除草を2回おこなっています。今年は、
イネミズゾウムシが少しだけでました。春先に風が吹いて隅の方に浮いた稲わらなどが寄ったため、そこについたのではないかと花塚さん。
それでも今のところ大きな被害ではないとのことです。また、今年はイナゴが少ないとの感じも受けています。ただ、
今小さなイナゴがたくさん見られるので、イナゴも稲同様遅れて育ったのかも知れません。昨年は、好天に恵まれて良質な米がとれました。
今年も昨年並みになるのではないかと期待がもたれます。
(桑原秀夫さん)

無農薬と除草剤1回の減農薬栽培であきたこまちを栽培しています。毎年稲わらを全量田んぼに戻し、
今年は試験的に元肥の有機肥料を使わない無肥料栽培にも取り組んでいます。その理由は、「環境負荷を下げる」ことです。桑原さんは、
メンバーの中でも環境保全の意識が高く、有機農業でも肥料の入れすぎは、水で流れて、化学肥料同様に河川などの富栄養化につながると考え、
稲の健康な育成を行いながら肥料を減らす方法を考えています。もともと、大潟村は、かつての湖底であり、土壌は豊かで、
過去の肥料の蓄積もあってある程度無肥料でも栽培は可能だと考えられています。
同様に、代かきの水も入れすぎず、排水を減らす工夫もしています。そうして、田植え後には深水管理で草を抑えるなど「知力」
で栽培していきたいとのことです。
ところで、田んぼにテグスが張り巡らされていましたが、これはノガモよけです。ノガモが入ってきて稲を食べるからです。
大潟村にも動物が増えてきて、サギ、ネズミ、ザリガニなど、稲や田んぼにとってはやっかいな動物もいて、知恵比べが続いています。
(黒瀬正さん)


無農薬と除草剤1回の減農薬栽培であきたこまちを栽培しています。無農薬栽培田では、近年、ヒエだけでなく、コナギ、
マツバイなどの草も増えており、除草に人手がずいぶんとかかっています。他のメンバーも同じですが、
カメムシなどの害虫の発生源にならないよう畦はていねいに何度も刈り、
カメムシが稲に移らないよう穂が出る2週間前から穂が出て20日後までは刈らないようにしています。それでも、
カメムシが多少出るのはやむを得ないことです。
カメムシが稲につくと、米粒に小さな黒い点が残ります。一般の流通では、1000粒に3粒以上あれば、等級が下がって、
とても安く扱われます。無農薬・減農薬の栽培を続けていて、全量を理解ある団体や消費者に引き取ってもらえればいいのですが、
余ったときなど一般の流通に回す際、味がよく、栽培方法もしっかりしているのに、黒い点があるだけで値段が自動的に切り下げられてしまい、
経営的に影響を受けます。根本的に、米の検査制度や格付け制度の仕組みが変わらない限り、この点は変わりません。この点を、
黒瀬さんは危惧しています。
GM FREE ZONEの取り組みに対しては、グループで取り組むため、大きなオリジナルの看板をつくりました。確認会に合わせて、
看板を立てています。黒瀬さんと桑原さんがそれぞれ、田んぼ、作業小屋に立て、出来具合を見て、
他のメンバーにも同じ看板を立ててもらうよう提案しています。次回訪問時には、あちこちに、
GM FREE ZONEの看板が立っていることでしょう。
(福田清一さん)

除草剤1回の減農薬栽培であきたこまちを栽培しています。福田さんは田んぼの畦畔を広くとることで、畦畔も機械で除草しやすくしています。
ていねいに畦畔を除草して虫対策につとめています。もともと、大潟村の田んぼの中でも周囲に木などが少ない場所で、
カメムシが少ないところですが、4、5年前からアメリカザリガニが多くなり、田んぼに穴を開けてしまいます。
するめを使っておびき寄せて捕獲するなど、対策に乗り出しています。
(阿部淳さん)


無農薬と除草剤1回の減農薬栽培であきたこまちを栽培しています。また、古代米の餅米アサムラサキも栽培しています。
街路樹や排水路の草むらに近い田んぼで、毎年イナゴがたくさんいます。また、田んぼの中にまでヨシが少し入ります。無農薬田の草対策は、
田植えして1週間後には機械除草機を入れて、草の芽を叩くことからはじまります。
毎年、阿部さんの田んぼを見たところで確認会は終わりですが、その後も、生産者同士、機械や肥料、
作柄などについて様々な意見交換が1時間以上続きました。
2006年確認会 山本開拓農場
[ 2006年09月11日 山本開拓農場 ]
山本開拓農場(秋田県三種町)
訪問者:加藤慎吾、須佐武美、清水淳一、牧下圭貴
8月29日に訪問しました。山本開拓農場の土橋敏郎さんは、あきたこまち、キヨニシキを無農薬、減農薬(除草剤1回) で栽培しています。無農薬は紙マルチ栽培で、5年目となります。実は土橋さんは、この春に作業中の事故で左手に怪我をしてしまい、 春の作業がずいぶんと遅れてしまいました。さらに、春先の悪天候によって田んぼがぬかるんで、 紙マルチでの田植えの際に紙と土の圧着がよくなく、はじめてヒエが出てしまいました。作業や天候による生長の遅れがあったにもかかわらず、 8月になっての好天で今のところ5~6日遅れ程度までに回復しています。稲の揃いはよく、昨年出ていたイネコウジも見あたりません。 カメムシ対策として7月10日に畦の草刈りを止め、ここ数日から草刈りを再開したそうです。「今年は、雨が降ってもスコールのような感じで、 今までにはない降り方となっている」と土橋さん。今は手の怪我のリハビリを続けながらも、 田んぼに出て草刈りや畑作の収穫などに忙しい毎日です。



2006年確認会 遊農くらぶ
[ 2006年09月11日 遊農くらぶ ]
遊農くらぶ(山形県遊佐町)
訪問者:橋本明子、牧下圭貴
8月28日に訪問しました。鳥海山の麓、遊佐町も8月に好天が続き、 それまでの天候不順による遅れがここにきて回復しているようです。畑作は、8月になって雨が降っておらず、そろそろ雨が欲しいところですが、 平年の稲は3、4日遅れまで回復しています。
※確認会では、ほ場だけ確認した方もいますが、ここではお会いした方だけを掲載します。
(尾形修一郎さん、なつさん)
無農薬のコシヒカリと除草剤1回のひとめぼれを栽培しています。無農薬のコシヒカリは、 マガモを入れて除草しますが、
毎年最初の数日は夜通しつきっきりで田んぼにいます。鳥海山の麓だけあって、ハクビシン、タヌキ、 キツネなど、
まだちいさなマガモを狙う動物が多いからです。さらに、最近はトンビも増えたといいます。 今年はマガモが少しかたまってしまい、
その場所で稲がつぶされたそうです。元肥は、秋に入れ、1回耕起しておきます。 春に代かきして田植えです。
ヒエ取りにはほとんどはいらずにすんでいるとのことです。
近隣の農薬飛散防止についてうかがったところ、ラジコンヘリによる防除が中心になり、
その際には飛散防止をするよう指導がされているとのことでした。
(土門忠男さん、正昭さん)


ひとめぼれ、ササニシキ、コシヒカリを、無農薬または除草剤1回の減農薬栽培しています。 無農薬栽培は機械除草が中心ですが、
それだけでは抑草できないため、手取り除草が中心になります。今日はヒエ取りの真っ最中で、 軽トラックいっぱいにヒエが積まれていました。
ヒエ取りは、10日以上続きます。
ヒエを除くと、稲のできは順調です。
(高橋修二さん、 せつ子さん)

牛の肥育を営んでいる高橋さんのところでは、 牛ふんともみ殻を合わせた良質のたい肥が副産物として生産され、人気を博しています。
山手の方にある高橋さんの田んぼは、 7月までずいぶん遅れ気味でしたが、水を落とさずにいたところ生育が進んで、
8月20日頃には穂が出そろったといいます。 稲姿も揃っていて、作柄が期待されます。
2006年確認会 庄内協同ファーム
[ 2006年09月11日 庄内協同ファーム ]
庄内協同ファーム(山形県鶴岡市、庄内町、三川町)
訪問者:橋本明子、牧下圭貴
8月27日(日)に訪問しました。8月に入って雨がなく、
連日の35度を超える暑さで稲はすっかり回復していました。庄内協同ファームでは、近年枝豆(茶豆)の栽培が盛んで、
いくつかの品種で収穫時期をずらしていますが、今年の天候不順でちょうど時期が揃ってしまい、
枝豆を栽培しているメンバーはこの日も収穫作業に追われながら、時間をあけて田んぼで待ってくれました。
庄内協同ファームは、今年から栽培管理台帳を作りかえ、今まで以上に書き入れやすく、分かりやすい書式を作っています。台帳を見れば、
それぞれのほ場の栽培状況がひとめでわかります。
庄内協同ファームでは、今年の春、メンバーが生産する地区の農協に対して、ポジティブリスト制度の施行に伴う対応についての要望書を出し、
飛散防止対策や、地域での生産者同士のトラブル防止について配慮を行うよう申し入れをしています。
申し入れを受けた農協はいずれも飛散防止についての緩衝地設定や枝豆の収穫予定日を書き入れた目印旗の設置、
注意場所表示図面作成などを行っています。その上で、庄内協同ファームは赤い目印旗を立てて、飛散防止の注意喚起をしています。
※確認会では、ほ場だけを見て回った方もありますが、ここではお会いした方だけ掲載します。
(工藤広幸さん、祐生さん 庄内町)
ササニシキ、ひとめぼれを除草剤1回の減農薬栽培しています。
除草剤では抑えきれないヒエについては手取り作業で入っているとのこと。今回は、
息子の祐生さんも一緒に参加してほ場を回りました。祐生さんは、農業2年目で工藤さんのきのこ栽培を担当しています。
例年であれば、この地域は、ひとめぼれが最初に出穂して、その後、はえぬきが出穂しますが、今年はこれが逆転し、
ひとめぼれの方が遅く出穂しました。穂が揃ったのは、お盆明けだったそうです。
工藤さんは、年々人から頼まれての受託栽培面積が増えており、田んぼだけで合計14ヘクタールまでになっています。
減反分は大豆をやめて加工米にすることで田んぼは米中心の作付けとしています。
(富樫英治さん 庄内町)
ひとめぼれ、はえぬきを栽培しています。除草剤1回の減農薬栽培と無農薬栽培で合計7町に、
そのほか委託栽培の米や大豆、花などで合計18町歩の栽培をしています。娘さんのお連れ合いの高橋さんが、
専業で農業に入っており、力強い後継者となっています。無農薬栽培は機械除草で3回は機械除草を入れています。
若い労働力があるからできることです。稲は、きれいに揃っていました。
(阿部正雄さん 庄内町)
ひとめぼれを無農薬栽培と除草剤1回の減農薬栽培しています。無農薬栽培は、アイガモと機械除
草の併用で、機械除草は2回入っています。アイガモは、2.5反に30羽を入れています。今年のできごととして、
例年以上に稲をかじるネズミが多く、欠株が多く見られます。これは、阿部さんだけでなく、周囲の生産者も同じで、
春先から見られていて、場所によっては、大きな穴のように欠株ができています。
それを除くと、今はきれいに揃っています。
(石垣憲一さん、忠彦さん 庄内町)
ひとめぼれを無農薬栽培・有機栽培しています。紙マルチ栽培と、とろとろ層づくりに機械除草の2
通りを行っており紙マルチ栽培で何年も続けるとヒエが増えてくる欠点をおぎなおうとしています。この日は、
憲一さんに変わって息子の忠彦さんが案内してくれました。とろとろ層のほうは、
不耕起で春先に水を入れてとろとろにして抑草します。紙マルチは、親子3人で1週間ヒエ取りをしたとのことです。
忠彦さんは専業2年目に入り、作業の流れが分かってきて次第に農業が楽しくなってきたと言っています。
(芳賀修一さん 三川町)
紙マルチ栽培の餅米栽培田を訪問しました。紙マルチ4年目ですがヒエはほとんどありません。
しかし、コナギがすきまから出ているとのことです。昨年までイネミズゾウムシが増加傾向にありましたが、
今年は春先寒かったことから被害がなかったとのことでした。
芳賀さんの車には、GM FREE ZONE のシールが大きく貼られていました。

(皆川裕一さん 三川町)
庄内協同ファームの加工品のひとつである米おこしの生産者で、原料の米(ひとめぼれ)
も自分で有機栽培しています。アイガモを使っていて3反で30羽を入れています。アイガモは5年目になり、リース方式で、
田んぼから上げたら返却しています。機械除草も1回、手取り除草も何回か入っています。
(菅原孝明さん 三川町)
手作業でのひえとり真っ最中に訪問しました。ひとめぼれを中心に、
有機栽培と除草剤1回の減農薬栽培をしています。有機栽培は、アイガモと紙マルチのふたとおりをしていて、
紙マルチは4年目でヒエが増えてきたためアイガモと農法を交代します。アイガモは、3反で40羽、約1カ月入れます。
アイガモを入れると、アイガモの糞による肥料効果もあるため、アイガモ田んぼの方ができが良く、
紙マルチでは初期の地温が下がるため遅れるという傾向にあります。昨年お話しをうかがったとき、
カラスによるアイガモの被害やアイガモが動かなくなるなどの問題がありましたが、
近隣の送電用鉄塔に用意されていた人工巣を撤去してもらうことでカラスが近くにいなくなり、その被害はなくなったそうです。
ここ数日、乾いた風が吹き、イモチの心配はないだろうとのことでした。
(五十嵐良一さん 鶴岡市)
庄内協同ファーム米部会長の五十嵐さんは、
昨年に引き続き安定した収量が見込めそうです。有機栽培と除草剤1回の減農薬栽培です。品種も、コシヒカリ、はえぬき、
ひとめぼれ、でわのもちを栽培しています。有機の紙マルチほ場は、前作を有機の枝豆にすることでヒエの発生を抑えています。
無肥料栽培ですが、みごとに実っていました。アイガモによる抑草をしている田んぼもあります。
(小野寺仁志さん 鶴岡市)
前作に枝豆や黒豆を栽培し、田畑転換することで草を減らし、また、
米の栽培では無肥料ではえぬきを栽培、減農薬栽培です。
農薬の飛散防止については、この地域では枝豆などの収穫期を明示して、隣接水田では粉剤などではなく、粒剤を使用するよう求められ、
そのための補助も出ているとのことでした。
(富樫俊悦さん 鶴岡市)
コシヒカリのアイガモによる有機栽培や、ひとめぼれの減農薬栽培などに取り組んでいます。
元肥を秋に入れ、水を張って冬期湛水にして、ヒエを抑草するなどの技術にも挑戦しており、ニームや木酢、
ヒノキの抽出エキスなどでカメムシの忌避など、化学農薬に頼らない稲作りについても工夫をしています。
庄内協同ファームの若手として期待されています。
(斎藤健一さん 鶴岡市)
イネミズゾウムシの被害により有機栽培を休んで減農薬(除草剤1回、殺虫剤1回)
でひとめぼれを栽培しています。斎藤さんの田んぼは、庄内の中でも山手の方にあり、他の生産者よりも平年でも遅く穂が出て、
稲刈りも遅めです。また、山に近いため、カメムシやイナゴも多く、いもち病などの心配もあります。その分、寒暖の差が大きいため、
おいしい米はとれますが、苦労は人一倍あります。有機肥料だけでなく、イモチなどの病気や虫対策に、
さまざまな化学農薬ではない天然資材を使ってみては、その効果を試しています。今年は、かめ仕込みの中国産香酢を使ってみました。
新たにイネアオムシによる稲の葉の食害が出ています。これは、フタスジメイガの幼虫とのことで、再度発生しないかどうか、
注意深く見守っています。
5月30日に田植えをした田んぼは、8月26日以降に穂が揃い、まだ場所によっては稲の花が咲いていました。稲刈りは、
9月末からになりそうです。
(野口吉男さん 鶴岡市)
ひとめぼれを減農薬栽培しています。
庄内協同ファームでももっとも稲姿がきれいで毎年安定しており、庄内協同ファームの指標になっています。
2004年からイネミズゾウムシが入り、昨年はイネミズゾウムシが広がる傾向をみせたため、昨年、
今年と殺虫剤を1回使用しました。幸い、今年は、イネミズゾウムシの広がりが見られず、一安心です。
例年は畦の草刈りを5回していましたが、今年は7月末までの天候不順で8月にはいるまでに草刈りを2回して、
穂が揃ってから最近1回刈っただけですんでいます。ちなみに、8月の出穂前後は、山形県を上げて、
畦の草刈りを休むよう指導しています。これは、畦を刈ることでカメムシが田んぼに移るのを防ぐためで、この徹底によって、
近年大きなカメムシ被害は出ていません。
(志藤正一さん 鶴岡市)
庄内協同ファームの現代表の志藤さんです。冬期湛水・不耕起栽培とアイガモ使用の栽培で、
いずれも有機栽培しています。今年は、山形大学と共同で、冬期湛水の1年目、2年目と同地区の慣行栽培(地区の方に協力要請)
の比較研究をしています。土壌の変化や動物、微生物、植物が田んぼの中でどのくらいいて、どのような変化をするのかを研究し、
農業と環境について科学的な確認をしようとしています。