中国産未承認GM米が、国内にも流通
厚生労働省の調べによると、中国から輸入されたビーフン、もち米粉から、
中国産の未承認遺伝子組み換え米が使われていたことが確認された。
中国では、遺伝子組み換え米の研究開発が行われているものの、商業栽培として承認された品種はない。しかし、現実には、研究機関から流出し、
栽培されていることが指摘されている。主に、殺虫性のタンパク質を組み込んだものである。
数年前から指摘されていたが、昨年2006年にグリーンピースが海外で米加工製品から検出されたと報道されたことから、
厚生労働省が輸入時検査を厳しくしていたところ、発見されたもの。
厚生労働省 報道発表 2007年1月26日
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2007/01/h0126-3.html
厚生労働省は、国内での流通はしていないとしているが、これを受けて、当該の製品を以前から使っていた味の素社は、「アジア麺」
の自主回収を決めた。(1月30日)
アジアめん自主回収のお知らせ
http://www.ajinomoto.co.jp/asia/pho/index.html
厚生労働省は、組み込まれている殺虫性のタンパク質は、すでに日本で承認されている
トウモロコシなどで安全性評価を済ませているとしており、この記述を受けて、味の素社でも
「厚生労働省からの情報によれば今回混入が確認された遺伝子組換え米に含まれる
遺伝子が作り出すたんぱく質は、
既に食用として安全性が確認された遺伝子組換えとうもろこしに含まれるものと同じであることが確認されております」としている。
しかし、未承認ということは、組み込んだ遺伝子以外にもタンパク質などが生成、あるいは、生成されないということも考えられる。
安易に安全性を訴えるようなプレスリリースのしかたに関しては疑問を感じる。
中国政府は中国国内で遺伝子組み換え米は承認されていない=栽培されているはずはないとうことで、
情報を他国の政府が求めても積極的には出していないようであるが、これは一種のバイオハザードではないか。
試験栽培であっても野外で栽培するということは、簡単にこのようなことが起こるということである。
アメリカでも、未承認の遺伝子組み換えイネが昨年各地で見つかっており、遺伝子組み換え作物のリスクの高さと、研究機関、
企業の甘い姿勢が露呈している。
[ 2007年02月04日 | レポート ]