2003年1月30日 第5回大豆畑トラスト運動全国交流集会アピール
第5回大豆畑トラスト運動全国交流集会アピール
遺伝子組み換え大豆の国内作付けをやめさせよう!
大豆畑トラスト運動全国事務局
遺伝子組み換え大豆はいらない!安全な国産大豆を食べたい!をスローガンとして、1998年からはじまった大豆畑トラスト運動は、
今年で6年目を迎えます。
消費者と生産者が提携し、国産大豆の自給率を高めようというユニークな運動は、大きな反響を呼び、 全国的にも国産大豆の作付けが増え、自給率は3%から5%にまで上向いてきています。
しかしアメリカなど海外では、遺伝子組み換え作物の作付けが急増し、日本に輸入されるアメリカ大豆の約75% が遺伝子組み換え食品となって、日々私たちの食卓に押し寄せてきています。
また、遺伝子組み換え大豆の種子とノウハウを独占しているモンサント社は、
日本国内でも除草剤耐性大豆を本格的に栽培させようとしています。モンサント社が背景となり、「バイオ作物懇話会」
(長友勝利Nagatomo Katsutoshi 代表)なる組織をつくり、2001年に全国9ヵ所、2002年には、北海道、福井、
鳥取、滋賀、茨城(2ヵ所)の6ヵ所で試験栽培を行なっています。
試験栽培の種子や資材は、モンサント社が提供し、農水省などの研究者が技術協力し、試験結果は農水省生産局農産振興課に報告するなど、
この試験栽培には、モンサント社と農水省が一体となっています。この試験栽培には、政策として、米の減反を拡大し、
除草剤耐性大豆による省力・低コスト大豆栽培を減反された水田で米にかわる作物として普及しようというねらいが秘められています。
各地における遺伝子組み換え大豆の試験栽培は、全国での本格的栽培への最初のステップです。
もしも日本国内において商業的な組み換え大豆の作付けを許せば、昆虫や風などによる花粉飛散が起こります。それにより、
非組換え大豆畑でも交雑がすすみ、遺伝子汚染は際限なくが広がっていくでしょう。
これは有機栽培を阻害します。なぜなら、有機栽培は非組み換えであることが求められているからです。
また、国産大豆なら安全といった現在の考え方が成立しなくなります。
遺伝子組み換え食品は、人体に抗生物質耐性菌を増大させ、 未知の毒性によりアレルギーや内臓障害を引き起こす危険性があるなど安全性にも重大な疑いがあります。
いま世界では、ジンバブエ、ザンビアなどアフリカ諸国で遺伝子組み換え作物の食糧援助を拒否、EUでは、
すべての組み換え食品への表示を厳しくするなど規制強化や反対の運動が高まっています。
日本国内でも愛知県がモンサント社と共同研究してきた遺伝子組み換えイネの開発中止を決定しました。
こうしたなかで私たち大豆畑トラスト運動は、安全な国産大豆を作り、食べるというだけでなく、
いまモンサント社や農水省が狙っている除草剤耐性組み換え大豆の国内作付けを阻止するための運動を全国各地で起こすよう呼びかけます。
そのためにJA全農、JA経済連、各地の農協、農業委員会、自治体などに遺伝子組み換え大豆の作付けは、
地域産大豆のイメージダウンとなり、地域振興に逆行するとして「試験栽培や本格的作付けはしない」よう約束させましょう。
なかでも全国最大の大豆産地、北海道で試験栽培や本格的作付けをさせないために全力をあげましょう。
2003年1月30日
[ 2005年05月05日 | よびかけ ]