2003年5月 遺伝子組換えイネの“野外”栽培実験の中止を
岩手県北上市の岩手生物工学センターで行われる
遺伝子組換えイネの“野外”栽培実験の中止を
いわて遺伝子組換えイネ監視ネットワーク
突然ですが、北上市の岩手生物工学センターで、今年遺伝子組換えイネの“野外”栽培実験をするという情報が飛び込んできました(4/
18岩手日報)。日ごろから安全な食べ物の生産に力を注いでいる私達農家にとって、これは大きな問題です。
第一に花粉飛散による交配です。自家受粉のイネは、危険は少ないと説明されているそうですが、絶対安全とは言い切れません。
イネが他家受粉するという実証例として、つくば市の農水省ジーンバンクでもち米の種子85種類を調べたところ、純粋のもち米は20種、
モチとうるち米の混合が36種、うるち米が29種だったという結果もあります。また、
花粉の飛散距離についても3km離れた田で交配が起こったという実験結果(山形の有機農家による)もあります。ですから、
遺伝子組換え稲を作付けしてしまうと、どこまで遺伝子汚染が広がるかわかりません(
「ストップ遺伝子組換えイネ生協ネットワークのブックレット」より)。
第二に万が一交配被害が発生した場合、責任賠償がほとんど不可能という点です。(ちなみにJAS法有機農産物の場合、
組換え遺伝子に汚染されたものは、有機農産物になりません。)
第三に風評被害です。『岩手で遺伝子組み換えイネの栽培』と言う情報が広まれば、岩手の農産物のイメージダウンは必死です。
昨年愛知農試で計画されていた遺伝子組換えイネは、多くの農家や市民の反対により計画が中止されています。岩手でも、生産者・
消費者協力し合って、この問題に対処したいと考えています。ぜひ皆さんのお力をお貸しください。
★このネットワークに参加してください。
「いわて遺伝子組換えイネ監視ネットワーク」は、未知の技術に対して遺伝子組換えに対してお互いの情報を持ち寄り、
それぞれがこの技術に対して理解を深め判断するという任意組織です。賛同してくださる方、情報の欲しい方はご連絡ください。
(もしメールアドレスがありましたら、連絡を容易にするため必ずお知らせください。)
公開質問状の作成を進めています。研究者等に聞きたいことがあればぜひ下記にご連絡ください。また、説明会を要請したり、
要望書を提出する予定です。ぜひ参加してください。
緊急事務局:入江敦 Tel&Fax 0198-44-3007
warasibe@d2.dion.ne.jp
〒028-0121 岩手県和賀郡東和町小友2区100番
★「遺伝子組換えイネおことわり生産者マップ」を作ろう!!
県内で「遺伝子組換えイネおことわり生産者マップ」を作って、知事や県に要望書とともに送りたいと思います。
遺伝子組換えイネを作付けしない人、組換え遺伝子の汚染が嫌な人を岩手県の地図の上にプロットして、意思表示をしましょう。賛同できる農家
(例えば少しでも稲を作付けしていて、今回の実験による様々な被害を懸念している人、マップに名前(住所は市町村のみ)が載ってもよい人)
を一軒でも多く誘って、次のところへ情報を送ってください。(
[ 2005年05月05日 | よびかけ ]