2001年10月 遺伝子組み換えイネ反対団体署名提出行動
アベンティス社、モンサント社、農林水産省、
厚生労働省に対する
遺伝子組み換えイネ反対団体署名提出行動が10月5日行われました。
スターリンク問題を起こしたアベンティス社が、除草剤耐性イネLLライスを、飼料や加工食品用として日本に輸出しようと、
農林水産省の承認を得、厚生労働省に食品としての安全性審査を受ける準備をしています。また、モンサント社は、
愛知県農業試験場といっしょに遺伝子組み換えイネ「祭り晴」を、開発し日本での作付けを狙って、国の認可を受けようとしています。
このような遺伝子組み換えイネの商品化の動きに対して、日本消費者連盟、ストップ遺伝子組み換えイネ生協ネットワーク、
遺伝子組み換え食品いらないキャンペーン、遺伝子組み換えイネ監視センターの4団体が全国の消費者団体、生協、生産者団体等に呼びかけて、
団体署名を集めました。
10月5日2社と2省に対して団体署名を届けようと取りまとめ4団体の会員約30名が集まり1日提出行動を行いました。
最初に行ったモンサント社は、はじめから私たちとは会わないと会社の中に私たちの代表者を通すことも拒否し、署名は受け取るが、
担当者に渡すことはできないという、日本の消費者を無視した失礼な態度の対応でした。そのため署名を手渡さずに持ち帰りました。
(後日何らかの方法で届けることになると思います)
アベンティス社は日本のシオノギ製薬と合併したばかりで、3人に限るとの条件でしたが担当者が対応しました。
署名もフランス本社に送ることを確約しましたが、私たちが懸念していることには答えなかったとのことでした。
厚生省への申請はまだ準備段階でいつ出すかは分からないということでした。
厚生省交渉では、安全性の評価が企業側がだしたデータにもとずくのみで、しかも情報公開もされていないことを訴えましたが、
イネについては、まだ申請がでていないため、具体的な回答はありませんでした。
農水省は技術安全課長はじめ飼料課、食糧庁の係官が出席し、
遺伝子組み換えイネの開発を進めている立場として私たちとは向き合おうという姿勢は見せましたが、
安全性評価をやっているからとその中身を明らかにせず、相変わらずアレルギー除去した米や病気に強いイネを作るなどと、
説得力のないことを言っていました。安全評価のデータは見せますとのことでしたので、どこまで見られるのか分かりませんが、
見たいねというのが参加者一同の声でした。
団体署名の数は、モンサント社へは1282、アベンティス社へは1281、厚生労働省へは1272、農水省へは、1292でした。
皆様ご協力ありがとうございました。
(小野南海子/提携米ネットワーク理事・遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン)
アベンティス クロップサイエンス ジャパン株式会社
代表取締役 ジャック・デュピュイ殿
抗議ならびにリバティ・リンク・ライス(LLライス)の輸入・流通手続中止要請
貴社のスターリンク・トウモロコシは、日本においても昨年来、飼料だけでなく食品にまで混入する事件を起こしました。スターリンク・
トウモロコシは、米国では食品として未承認、日本では食品・飼料ともに未承認です。さらに、米環境保護局は、
アレルギーを引き起こす可能性があるとして食品用には適さないと報告しました。
米国におけるスターリンク汚染の結果、日本で未承認かつ有害な遺伝子組み換え作物スターリンクトウモロコシが持ちこまれ、
私たち日本の市民は、避けるすべもなく、未承認かつ有害な遺伝子組み換え作物を食する事態となりました。
この事態を招いた貴社の責任は極めて重大です。
さらに貴社は、除草剤耐性イネ=リバティ・リンク・ライス(LLライス)を輸入するため、
すでに環境安全性についての承認を農林水産省から得ました。また、飼料として流通させるための安全性審査の申請を農林水産省に、
食品として流通させるための安全性審査の申請を厚生労働省に行う予定であると伝えられています。
日本においても、スターリンク混入問題をはじめとして、未承認の遺伝子組み換え食品の回収が相次いでおり、
遺伝子組み換え食品に対する不安が大きく広がっていることはご存知のことと思います。それにも関わらず、
私たちの主食である米の遺伝子組み換えイネとしての商品化に向けて、どの企業よりも早く、真っ先に申請を行うことは、
私たち市民に対する挑戦であり、多国籍企業としての暴挙として、到底許されるものではありません。私たちは、貴社のこの様な行為に、
断固として、抗議するとともに、以下のことを強く要請します。
要請内容
1、リバティ・リンク・ライス(LLライス)を飼料として輸入・流通させるために、農林水産省へ安全性審査の申請を行わないこと。また、
LLライスを食品として輸入・流通させるために、厚生労働省に安全性審査の申請を行わないこと。以上を明言し、広く広報すること。
2、厚生労働省・農林水産省に出しているスターリンクの承認のための申請を、ただちに取り下げること。
日本モンサント株式会社
代表取締役 山本撤也 殿
抗議ならびに遺伝子組み換えイネの商品化を行わないことの要請
貴社が開発した遺伝子組み換えじゃがいも「ニューリーフ・プラス」と「ニューリーフ・Y」
は日本では食品として未承認であるにも関わらず、今年、5月から7月にかけて、複数のスナック菓子から検出されました。
回収騒動となり大きな社会問題へと発展したにも関わらず、貴社が沈黙を守ったまま、一切の責任を負おうとしなかったことに強く抗議します。
一方で貴社は、日本での作付けと販売を目指して除草剤耐性イネの開発を進めています。
1998年から愛知県農業総合試験場と共同でジャポニカ米「祭り晴」の遺伝子組み換えを推進してきました。今年5月には食用、加工原料用、
飼料用として、直播き・除草剤耐性イネを一般圃場で栽培することの承認を農林水産省から受けました。
しかし、今年6月5日、愛知県総合農業試験場で行われた説明会では、貴社が開発する除草剤耐性イネの問題点がより一層、
明らかになりました。
・開発主旨として、日本の農家の省力化・コストダウンが目的とのことですが、コストの削減は普通栽培に比べて10~20%に過ぎず、
特許料を含む割高な種子代、農薬代などを考えれば、総合的な生産コストとしては、生産者にとって割に合わないものです。
・日本の10分の1程度のコストで生産できるアメリカの除草剤耐性米が輸入されてくれば、日本の農業生産者にとって、到底太刀打ちできず、
日本の農業の崩壊を招くという重大な問題がこの説明会で明確になりました。
・また生態系環境への影響については、「花粉の交雑率は組み換えイネ、非組み換えイネともに平均0.23%で差がなかった」とのことですが、
これは一般水田に作付けされれば、例えわずかずつでも遺伝子汚染が広がることを意味しています。
私たちの主食である米にまで遺伝子組み換え技術を導入して、食品の安全を脅かし、日本の田園に遺伝子汚染を広げ、環境破壊を行うことを、
私たちは絶対に認めることができません。以下のことを強く要請します。
要請内容
1、遺伝子組み換えイネの商品化に向けた、承認のための申請を厚生労働省・農林水産省に行わないこと。
厚生労働大臣
坂口 力殿
遺伝子組み換えイネを食品として承認しないことを求める要請
貴省におかれましては、遺伝子組み換え作物に対して、
食品としての安全性と環境に対する影響について日本の市民に大きな不安が広がっていることはご存知のことと思います。
ところがこの度、スターリンク混入問題を起こしたアベンティス社が、除草剤耐性イネ=リバティ・リンク・ライス(LLライス)を飼料・
食品として輸入・流通させるために準備を行っていると伝えられています。LLライスは、
米国においてさえ環境保護局の承認が得られていないにも関わらず、農林水産省は、環境安全に関する承認を行ってしまいました。今後、
アベンティス社は飼料として輸入・流通させるため、安全性審査の申請を農林水産省に、
食品としての安全性審査の申請を厚生労働省に行う予定であると伝えられています。
また一方でモンサント社は、直播き・除草剤耐性イネの商品化に向けて、1998年から愛知県農業総合試験場と共同でジャポニカ米「祭り晴」
の遺伝子組み換えを推進しています。すでに今年5月、農林水産省は食用、加工原料用、飼料用として一般圃場での栽培を認めてしまいました。
最も安全であるべき主食の米まで遺伝子組み換えが行われ、食品の安全性を脅かし、日本の田園に遺伝子汚染を広げ、
環境破壊を行うことを私たちは絶対に認めることができません。以下のことを強く要請します。
要請内容
1、アベンティス社による、リバティ・リンク・ライス(LLライス)の安全性審査の申請を受け付けず、承認しないこと。
2、モンサント社による、遺伝子組み換えイネの食品としての安全性審査の申請を受付けず、承認しないこと。
農林水産大臣
武部 勤殿
抗議ならびに遺伝子組み換えイネの作付・輸入・流通を承認しないこと等を求める要請
貴省におかれましては、遺伝子組み換え作物に対して、
食品や飼料としての安全性と環境に対する影響から日本の市民に大きな不安が広がっていることはご存じのことと思います。
ところがこの度、スターリンク混入問題を起こしたアベンティス社が、除草剤耐性イネ=リバティ・リンク・ライス(LLライス)を飼料・
食品として輸入・流通させるために準備を行っていると伝えられています。
LLライスは、米国においてさえ環境保護局の承認を得ていません。それにも関わらず、貴省が環境安全性に関する承認を行ったことに対し、
私たちは強く抗議します。
今後、アベンティス社は飼料として輸入・流通させるための申請を農林水産省に、
食品としての安全性の承認を得るための申請を厚生労働省に行う予定であると伝えられています。私たちは、貴省が、
LLライスの飼料としての輸入・流通についての承認を決して行うべきではないと考えます。
また他方でモンサント社は、直播き・除草剤耐性イネの商品化に向けて、さまざまな品種を用いて開発を行っています。
とくに98年から愛知県農業総合試験場と共同でジャポニカ米「祭り晴」の遺伝子組み換えを推進しています。すでに今年5月、貴省が食用、
加工原料用、飼料用として一般圃場での栽培を認めたことに対しても私たちは強く抗議します。
最も安全であるべき主食の米まで遺伝子組み換えが行われ、食品の安全性を脅かし、日本の田園に遺伝子汚染を広げ、環境破壊を行う事を、
私たちは絶対に認めることができません。以下のことを強く要請します。
要請内容
1、アベンティス社による、リバティ・リンク・ライス(LLライス)の輸入・流通に向けての申請を受け付けず、承認しないこと。また、
環境安全性に関する承認を直ちに取り消すこと。
2、モンサント社による、除草剤耐性イネの国内作付けを認めないこと。また、一般圃場での栽培認可を取り消すこと。
[ 2005年05月05日 | よびかけ ]