【2005年隔離ほ場栽培】 花粉症予防イネ 農業生物資源研究所
花粉症予防イネ
農業生物資源研究所・全農共同研究 生物系特定産業技術研究支援センターの新事業創出研究プロジェクトとして行われている
2004年隔離ほ場栽培
時事情報
- スギ花粉症の原因となるタンパク質のうちの1種類をイネに組み込み、このタンパク質を生むイネを開発。コメをマウスに食べさせ、 減感作療法と同様にアレルギーの発症抑制を起こすことがわかった。加熱しても効果が落ちないという。(東京新聞03年2月22日付)
- 農水省外郭の独立行政法人農業生物資源研究所が中心となって開発している花粉症予防イネは、 スギ花粉症アレルギーを減感作させるためにアレルギー原因物質を少量含むコメを遺伝子組み換えによって作り出したものである。 これに対し、厚生労働省は、組み込んだ遺伝子がすでに知られているアレルギー原因物質の遺伝子と同様のものであるならば、 食品としては認められないとの立場を示した。流通段階での混入や栽培時の交配により花粉症ではない人が食べる可能性もあるため、 同記事は「『治療効果を持たせるためとはいえ、あえてアレルギーの原因となる物質を入れている食品が認められるわけがない。 国際的な遺伝子組み換え食品の安全基準にも合わない』と同省新開発食品保健対策室は説明した」と伝えている。一方、 記事によると農水省や農業生物資源研究所側は、社会に有用であり研究は進めるとしている。 (読売新聞03年9月6日付けインターネット版)
- 農業生物資源研究所ホームページで、スギ花粉症緩和米の研究開発についてとする特設ページを開設し、 本技術が有効であることを強調している。また、2004年には野外の隔離圃場で栽培したいとしている。スギ花粉症緩和米の研究開発について
- 2004年6月より、 神奈川県平塚市東八幡5丁目にある全国農業協同組合連合会(全農)の施設内にて、隔離圃場約250平方メートルの水田で栽培実験を行う。 (朝日新聞04年4月16日インターネット版)
- 2004年農業生物資源研究所が、カルタヘナ法の栽培実験指針に基づき、
栽培実験の内容を公表。宿主品種キタアケの本品種を、環境影響評価と、実験用種子採取の目的で栽培を行う。
2月に、隔離ほ場試験について、農水省、環境省に申請を提出中。
詳細は、http://www.nias.affrc.go.jp/gmo/rice/にて公開されている。 - 2004年全農ホームページでの説明会プレスリリースhttp://www.zennoh.or.jp/ZENNOH/TOPICS/release/16/04/160419.html
- 2005年 農業生物資源研究所(茨城県つくば市)にて隔離ほ場栽培を行う。 2006年まで行う予定。食品安全性等については、「スギ花粉症予防効果ペプチド含有米は、食品安全性承認作物・ 飼料安全性承認作物に該当しません」(栽培実験計画書)としている。また、2006年度、マウス、ラット、サルを用いた毒性試験、 生殖試験、変異原性試験、抗原性試験を行い、食品安全性について調査し、さらに、 関係機関の倫理委員会をへてヒトへの経口投与での有効性評価試験を行うとしている。
[ 2005年05月05日 | GMイネ品種情報 ]