遺伝子組み換えイネ監視市民センター
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遺伝子組み換えイネに反対する宣言

私たちは、遺伝子組み換えイネの開発、栽培、販売、輸出入に反対します。

【遺伝子組み換え作物の危険性】

■食べものとしての危険
遺伝子組み換え作物は、これまでの作物と「実質的同等」だとして、食べものの安全性の実験、検証が行われていません。 導入された遺伝子によるタンパク質以外にも作物内に「異変」が起こっている可能性があり、アレルギー性など不安があります。

■環境への影響
遺伝子組み換え作物を広い範囲で栽培することにより、周囲の動植物、菌類などへの深刻な影響が考えられます。また、 一度自然環境に放たれた遺伝子組み換え遺伝子は、非組み換え作物や近縁種への遺伝子伝播により、遺伝子汚染を引き起こしています。


【遺伝子組み換えイネ】

■日本の農業は壊滅します
遺伝子組み換えイネの国内導入は、遺伝子組み換え食品を望まないほとんどの日本人にとって、国内農産物への不安と不信を招きます。
また、遺伝子組み換えイネは、アメリカをはじめ海外で生産され、安い価格で日本国内に輸入されることは間違いありません。 日本農業の中心であるイネの生産がむつかしくなり、日本から多くの水田が失われ、国土と農業を失いかねません。

■日本人は遺伝子組み換えの人体実験へ
食料輸入大国である日本は、すでに、遺伝子組み換えされたトウモロコシ、大豆、菜種、綿を大量に輸入し、畜産飼料として使用しています。 さらに、食用としても、他国以上に食べていることは間違いありません。このうえ、主食である米が遺伝子組み換えされたら、日本は、 まさに遺伝子組み換えの人体実験場となってしまいます。かつて、公害の実験場と言われた日本の二の舞をすることになります。

■世界の飢餓輸出を拡大します
遺伝子組み換えイネは、ビタミン強化や多収穫、農薬使用時の省力化などにより「第二の緑の革命」として、 稲作文化圏のアジア諸国に売り込まれることでしょう。緑の革命がそうであったように、飢餓対策、栄養対策と言いながら、 毎年種子と農薬などを購入させ、中小農民を貧困に追いやり、生産物は購買力のある日本などの外国へ輸出され、 結果的に飢餓を拡大することになりかねません。
世界人口ひとりあたりの食料は減っていないのに、飢餓が増えている事実こそ、問題が農業・食料の「生産」にあるのではなく「分配」 にあることを示しています。

【遺伝子組み換えイネに反対し、自給率の向上を】

■国内農業を考え、自給率向上を
日本は、輸入大国であり、先進国中最低の食料自給率にあります。この事実こそ、日本と日本人はまず重く受け止めるべきです。それは、 いざというときの国内食料危機を意味するとともに、すでに世界に飢餓をまきちらしていることを意味します。
温暖多雨な日本はもともと農業生産性の高い土地を持ちます。食糧自給率を引き上げることは、むつかしくありません。
とりわけ、米は、日本では水田稲作されています。水田に水をためることでせまい国土の保全と水資源の供給をしてきた歴史があります。 水田稲作の崩壊は、日本の国土崩壊にもつながります。
長期的に世界の食料が不足傾向にあることは間違いありません。将来の生活、環境を考える上で、日本農業をどう守り育てるかが問われています。
同時に、私たちが何を食べるか、が、問われています。

■遺伝子組み換えに反対の声を
遺伝子組み換えイネは、生産者にとっても、消費者にとっても、決して利益になるものではありません。生産の省力化、味や栄養の改善など、 いいことばかりのようですが、結局は、多国籍企業、大企業による「種子」の支配、農業と食料の支配につながる方向にあります。
食の安全性を無視し、国内と世界の農業を崩壊させ、地球環境に悪影響をおよぼしかねない遺伝子組み換えイネの開発、栽培、 輸出入には反対です。

[ 2005年01月01日 | 当サイトについて ]


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