温暖化防止関連の農業施策がはじまる

食料・農業・農村政策審議会企画部会(第3回)配付資料一覧(平成20年3月19日会議)によると、議題に、地球環境小委員会とりまとめ「地球温暖化防止に貢献する農地土壌の役割について」(案)が上げられている。

食料・農業・農村政策審議会企画部会(第3回)配付資料一覧
http://www.maff.go.jp/j/council/seisaku/kikaku/bukai/03/

これまで、農業や農地に関しては、主に生物多様性や農業、とりわけ水田の多面的機能(国土保全、水浄化保全等)について語られてきたが、地球温暖化対策が主要な国際的議論となっていることから、農地主に土壌に関する施策がとられることになりそうである。
有機農業や環境保全型農業が推進されることにつながるという面がある一方で、現在世界で進められている排出権ビジネスの一端を担う可能性もあり、新たな農業予算投入の理由になるのではないかという懸念ももたれる。

農水省 地球環境小委員会等はこちら
http://www.maff.go.jp/j/council/seisaku/kikaku/

地球温暖化防止に貢献する農地土壌の役割について(正式版)
http://www.maff.go.jp/j/press/kanbo/kankyo/080321.html